
2026.04.13
お墓参りは、死者のためじゃない——だから、あなたは立ち止まっている(111left)

正直に、聞かせてください。
お墓参り。
面倒くさいと、思ったことはないでしょうか。
暑い。遠い。草が伸びている。
線香の煙が、目にしみる。
何を話せばいいのか、わからない。
そして、ふと立ち止まる。
——自分は、誰のためにここに来ているのか。
もし、その問いにまだ答えを持っていないなら。
この先を読んでください。
春のある日。
新聞の片隅に、ひとつの短歌を見つけました。
「兄逝きて一年過ぎて今日は晴れ
楽しいですか 歩けてますか」
その一行で、動けなくなりました。
楽しいですか。
歩けてますか。
これは——死者への言葉ではありません。
生きている人間が、
自分に突きつけている問いです。
「今日、私は楽しいか」
「今日、私は、ちゃんと歩けているか」
この問いを、真正面から自分に投げられる場所は、
そう多くありません。
……お墓の前くらいです。
🧭 ここで、はっきりさせましょう。
「お墓参りは、亡くなった人のためのもの」
——その理解のままでは、
あなたは、ずっと同じ場所に立ち続けることになります。
違います。
お墓参りとは、
生きているあなたが、もう一度歩き出すための時間です。
思い出してください。
お墓から帰った日のことを。
なぜか、背筋が伸びていた。
なぜか、夕飯が少しうまかった。
なぜか、誰かに優しくできた。
あれは、偶然ではありません。
人は、自分より長く生きた存在の前に立ったとき、
はじめて「今の自分」を直視します。
後悔。
先延ばしにしていること。
本当は、やりたかったこと。
お墓は、それを責めません。
何も言わない。
ただ、映す。
そう——鏡です。
死者を映す鏡ではありません。
いま、生きている“あなた”を映す鏡です。
射場石利石材が、長い年月、お墓と向き合ってきた理由はここにあります。
私たちは、石を売っているわけではありません。
「人が、自分を取り戻せる場所」をつくっています。
お墓参りの帰り道。
人は、少しだけ変わる。
その変化こそが、仕事の答えです。
どんな石を使うか。
どんな形にするか。
どんな言葉を刻むか。
すべての選択の奥に、たった一つの問いがあるのです。
——この人は、ここに来るたびに、また歩き出せるか。
面倒くさいと思っていた、その場所は。
本当は——
あなたが、いちばん正直になれる場所だったのです。
誰にも見せない顔で。
誰にも言えなかった言葉を、声にしていい場所。
「楽しいですか」と問いながら、
自分の“今”を確かめる場所。
お墓とは。
今日を、少しだけ笑顔にするもの。
明日を、もう一度歩かせてくれるもの。
だから——行ってらっしゃい。
今日あなたが踏み出す一歩が、
誰かの記憶の続きを、生きる一歩でありますように。

射場石利石材 六代目当主
射場一之
私たちは石を売りません。
100年後の家族の背骨を、設計しています。
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
新着情報
アーカイブ