
2026.08.28
あなたは、亡くなった人に恥ずかしくない生き方をしていますか。――シリーズ「お墓は、命のバトン」

※この物語は、新聞歌壇に投稿された短歌「あめんぼうの銀の水輪は音もなく重なりあえり亡き娘の影に」を題材に、筆者の視点で再構成したものです。筆者自身の体験ではありません。
あなたは、あの日のことを覚えていますか。
大切な人を失った、あの日。
もっと一緒にいればよかった。
もっと話せばよかった。
もっと、何かできたかもしれない。
時間が経てば、悲しみは少しずつ薄れていく。
けれど。
なぜか、消えないものがあります。
後悔です。
そして、その後悔は、ある日ふいに、私たちに問いかけてきます。
――あなたは、これから、どう生きるのですか。
*
池の水面。
あめんぼうが、静かに水を弾いています。
銀色の水輪が、ひとつ。
また、ひとつ。
音もなく、広がっていく。
そして、重なっていく。
その波紋の重なりの中に、ある母親は、亡き娘の影を見たのだといいます。
もう、触れることのできない娘。
もう、声を聞くことのできない娘。
それでも。
水面に広がる銀の輪を見つめていると、娘が、まだ自分のそばで生きている。
そんな感覚が、ふっと訪れたのではないでしょうか。
私は、そう思うのです。
*
人は、死んだら終わるのでしょうか。
私は、そうは思いません。
身体は、いつか終わる。
けれど、その人が残した言葉は残る。
その人が示した生き方は残る。
その人から受け取った愛は残る。
そして、それを受け取った人が、次の誰かへ渡していく。
命とは、そうやって続いていくものではないでしょうか。
だから、お墓は、「死んだ人のためだけの場所」ではない。
むしろ、残された私たちが、受け取った命を確かめる場所なのです。
昨日の波紋。
今日の波紋。
そして、まだ生まれていない誰かが、いつか立てる波紋。
過去と現在と未来が、静かにつながる。
それがお墓なのだと思います。
*
後悔は、消えません。
消えなくていい。
「あの日、もっと一緒にいればよかった」
「あの日、もっと言葉をかければよかった」
「あのとき、もっと大切にすればよかった」
そう思うことがあります。
でも。
その後悔を、ただの後悔で終わらせる必要はない。
今日、目の前にいる人を、もう少し大切にする。
伝えたいことは、明日ではなく、今日伝える。
一緒にいられる時間を、当たり前だと思わない。
そうやって生きるとき、後悔は、覚悟に変わっていきます。
亡くなった人を忘れない、とは、ずっと悲しみ続けることではありません。
その人から受け取ったものを、自分の人生で生かし続けること。
それが、「忘れない」ということなのかもしれません。
*
では、射場石利石材が、本当に守るべきものは何でしょうか。
石でしょうか。
お墓でしょうか。
安心でしょうか。
もちろん、それらも大切です。
でも、その奥にあるものを、私たちは守りたい。
それは、人が、大切な人から受け取った想いを、ひとりで抱え込まず、次の時間へ渡していけること。
お墓は、記憶をしまっておく場所ではありません。
記憶を、未来へ送り出す場所です。
「あなたから受け取った命を、私は、こう生きていきます」
そう静かに伝える場所です。
*
お墓。
それは、死を見つめる場所ではありません。
命が、どこまで続いているのかを、思い出す場所です。
あの日の波紋は、まだ消えていない。
あなたの中で、今日も静かに広がっている。
そして、その波紋の先に、まだ見ぬ誰かの人生がある。
だから、今日を生きる。
大切な人を大切にする。
受け取った愛を、次の誰かへ渡す。
それが、命のバトンなのだと思います。
お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
明日を、少し元気にしてくれるもの。
おかえりなさい。
残暑の中にも忍び寄る秋の気配が、あなたの心に、そっと寄り添いますように。
命は、誰かの身体では終わらない。
誰かの生き方の中で、受け継がれていく。

命のバトンを未来へつなぐ伴走者
射場石利石材株式会社
六代目当主 射場一之
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-04
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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