射場石利石材株式会社

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2026.08.25

12歳の少女が、母と妹の代わりに、お墓へ納めたもの。「お墓は、命のバトン」。

 

 

あなたが、大切な人を失ったとき。

 

その人が「ここにいた」という証を、何に残したいと思いますか。

 

 

児童文学作家・高木敏子さん。

 

『ガラスのうさぎ』の著者として知られ、94年の人生を生き抜いた方が、8月8日に亡くなられました。

 

94歳でした。

 

全国各地で1700回を超える講演を行い、戦争の記憶と、平和への願いを語り続けました。

 

『ガラスのうさぎ』は累計240万部を超える作品になりました。

 

でも。

 

今日、私が心を動かされたのは、その輝かしい功績ではありません。

 

12歳の少女だった、あの日の話です。

 


 

1945年3月10日。

 

東京大空襲。

 

12歳だった敏子さんは、疎開先の神奈川県にいました。

 

東京にいた母と、二人の妹は、行方が分からなくなった。

 

やがて、焼け跡になった家へ戻る。

 

そこに、家族の姿はなかった。

 

遺骨も、見つからない。

 

残っていたのは、母が使っていた茶碗のかけら。

 

そして、妹たちがままごとで遊んでいた、小さな茶碗だった。

 

敏子さんは、それらを拾った。

 

そして。

 

母と妹たちの遺骨の代わりに、お寺の墓に納めたといいます。

 

12歳の少女が、家族の「死」を受け止めるためにしたこと。

 

それは、小さな茶碗を、お墓に託すことでした。

 


 

ここに、お墓の本当の意味があると思うのです。

 

お墓は、「死んだ人を置いておく場所」ではありません。

 

残された人が、命を受け取り直す場所なのです。

 

遺骨があるから、お墓がある。

 

もちろん、それもひとつの意味です。

 

でも、本質はもっと深い。

 

そこに手を合わせる。

 

名前を見る。

 

思い出す。

 

語りかける。

 

そして、また今日を生きる。

 

その瞬間、過去の人だったはずの誰かが、自分の中で、もう一度生きはじめる。

 


 

考えてみてください。

 

高木さんは、その後、『ガラスのうさぎ』を書きました。

 

そして、戦争の悲惨さを、平和の尊さを、何度も何度も、人から人へ伝えた。

 

一人の少女が失った家族の記憶が、一冊の本になった。

 

一冊の本が、何百万人もの人に届いた。

 

そして今も、その物語を読んだ人の中に残っている。

 

これは、命のバトンです。

 

命は、誰かの身体だけに宿るものではありません。

 

生き方の中に宿り、誰かから誰かへ、受け継がれていくものです。

 


 

だから私は思います。

 

お墓は、過去のためだけにあるのではない。

 

未来のためにある、と。

 

墓前で手を合わせる。

 

「お父さん、お母さん。今日も元気にやっています」

 

そう話しかける。

 

すると、不思議なことに、自分の今日が少しだけ整う。

 

「もう少し頑張ってみよう」

 

「家族を大切にしよう」

 

「自分も、次の世代に何かを残そう」

 

そんな気持ちが、静かに生まれてくる。

 

お墓は、死者から生者へ渡される、見えないバトンなのかもしれません。

 


 

私たち射場石利石材が、石を彫り、お墓を建てている理由も、そこにあります。

 

私たちがつくっているのは、「墓石」だけではありません。

 

家族が、家族を思い出せる場所。

 

先祖から受け取ったものを、次の世代へ渡していく場所。

 

そして、生きている人が、また前を向く場所。

 

そんな「心の居場所」を、一つひとつ形にしています。

 

お墓があるから、孤独がなくなるわけではありません。

 

でも。

 

孤独なときに、帰れる場所がある。

 

これは、人にとって、とても大きなことだと思います。

 


 

あなたには、「帰れる場所」がありますか。

 

手を合わせる場所。

 

思い出す場所。

 

「ありがとう」と言える場所。

 

それは、お墓かもしれない。

 

仏壇かもしれない。

 

一枚の写真かもしれない。

 

誰かからもらった、古いものかもしれません。

 

形は、何でもいいのです。

 

大切なのは、そこで誰かの命を思い出し、自分もまた、命を受け取っていると感じられることです。

 


 

お墓。

 

それは、死をしまう場所ではありません。

 

命を、次の人へ渡す場所。

 

今日を生きる私たちが、昨日までの命を受け取り、明日を生きる誰かへ、また手渡していく。

 

それが、命のバトンなのだと思います。

 

お墓は、今日を笑顔にするもの。

 

明日を、少し元気にしてくれるもの。

 

夏の終わりの風に、あなたの大切な人の声が、そっと重なりますように。

 

おかえりなさい。

 


 

命は、誰かの身体では終わらない。

 

誰かの生き方の中で、受け継がれていく。

 

 

命のバトンを未来へつなぐ伴走者

 

射場石利石材株式会社

六代目当主 射場一之

 

 

【基本情報】
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電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
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メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj

 

【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-04
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872

 

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