射場石利石材株式会社

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2026.06.21

人は二度死ぬ。息が止まった日と、誰も手を合わせなくなった日。(54left)

 

 

あなたが死んだ日。

 

葬儀には人が来きます。

 

親族も来る。

友人も来る。

 

泣いてくれる人もいるでしょう。

 

でも、本当の問いはそのあとです。

 

三年後。

 

十年後。

 

三十年後。

 

あなたのお墓の前で、五分だけ手を合わせてくれる人は、何人いるでしょう。

 

「人は二度死ぬ」と言われます。

 

一度目は、息が止まった日。

 

そして二度目は、誰もその人を思い出さなくなった日です。

 

 

今日、あなたが何気なく生きている一日。

 

それは、まだ生きたくても生きられなかった人たちが、命をつないでくれた結果です。

 

 

今日は父の日です。

 

何かプレゼントを贈った人もいるでしょう。

 

電話をかけた人もいるでしょう。

 

でも、少しだけ考えてみてください。

 

あなたの父親の父親は。

 

あなたの祖父は。

 

もう何年、手を合わせてもらっていないでしょうか。

 

父の日は、生きている父に感謝する日です。

 

でも、それだけではありません。

 

父を父にした人。

 

さらにその父を育てた人。

 

命のリレーの向こう側にいる人たちへ、想いを向ける日でもあります。

 

 

ある男性の話です。

 

毎朝、仕事へ行く前に、五分だけ。

 

雨の日も。

 

風の日も。

 

欠かさなかった。

 

息子は、それをただの習慣だと思っていました。

 

頭を下げて。

 

何かをつぶやいて。

 

そして仕事へ向かう。

 

それだけのことでした。

 

父が亡くなったあと。

 

息子は初めて知りました。

 

その五分は、父が、自分の父親に詫びていた時間だったことを。

 

戦争のあと。

 

貧しさの中で。

 

ろくに親孝行もできなかったことを。

 

最後の言葉に、何も返せなかったことを。

 

毎朝、五分。

 

ただそれだけ。

 

それを四十年続けたそうです。

 

息子は言葉を覚えていません。

 

ただ背中だけを覚えているそうです。

 

墓石は何も語りません。

 

でも、四十年分の頭を下げている光景を、知っているのです。

 

 

お墓とは、過去をしまっておく場所ではありません。

 

過去と現在と未来が、静かに出会う場所です。

 

頭を下げる父。

 

その背中を見る息子。

 

まだ何も知らない孫。

 

石の前に、三世代が立っている。

 

誰も説明しない。

 

誰も教えない。

 

それでも何かが受け継がれていく。

 

家族というものは、案外そうやって続いていくのかもしれません。

 

 

茶碗の中の白米。

 

それを単なる食事だと思うなら、私たちは歴史を忘れています。

 

当たり前に食卓を囲める夜。

 

当たり前に笑える時間。

 

そこへ辿り着くまでに、誰かが必死に働き。

 

誰かが耐え。

 

誰かが祈り。

 

誰かが願った。

 

私たちは、死者たちの願いの続きの上を生きています。

 

人は死ぬ。

 

それは仕方がないことです。

 

だが本当に恐ろしいのは、死ではありません。

 

最後のひとりが、その名前を口にしなくなることです。

 

だから人は、記憶の居場所を必要とするのです。

 

石は動きません。

 

雨の日も。

 

風の日も。

 

年月の中でも。

 

ただ静かに、そこに立ち続けます。

 

人の記憶は薄れる。

 

けれど石は、記憶へ戻る場所を守り続けます。

 

毎朝五分、頭を下げ続けた父が亡くなっても。

 

石はそこに立っている。

 

息子が来る日まで。

 

孫が来る日まで。

 

そして百年後。

 

まだ誰かが、その名前を思い出せるように。

 

 

父の日に花を贈るのは素晴らしい。

 

電話をかけるのも素晴らしいことです。

 

でも、それだけで終わらせないでください。

 

あなたの父親は、誰に感謝しながら生きてきたのでしょう。

 

誰の背中を見て育ったのでしょう。

 

もし聞けるなら、一度だけ聞いてみてください。

 

もし、もう聞けないなら。

 

お墓の前に立ってみてください。

 

聞けなかった答えは、意外なほど静かに、そこへ残っています。

 

 

私たちは墓石を売りたいのではありません。

 

忘れられない家族をつくりたいのです。

 

父が子へ。

 

子が孫へ。

 

言葉にならなかった「ありがとう」が、百年先まで途切れないように。

 

墓石を建てているのではありません。

 

記憶の居場所をつくっています。

 

お墓。

それは、亡くなった人のためだけにあるものではありません。

 

今日を生きる人のためにあります。

 

そして、まだ生まれていない家族のためにあるのです。

 

行ってらっしゃい。

 

梅雨に濡れる父の日の空に、まだ会えなかった「ありがとう」が、静かに届きますように。

 

 

私たちは墓石を売りません。

百年後の家族の背骨を、設計しています。

射場石利石材

六代目当主 射場一之

 

 

 

【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj

 

【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-04
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872

 

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