
2026.05.06
GW明け、教室に立てないあなたへ——お墓に行くのです(88left)

初めて死に触れた子どもは、なぜ——唇を赤くしたのでしょうか。
大人たちは気づかない。
けれど、その瞬間。
あの子の中で、「生」が、暴れ出していたのです。
逃げ場のない現実に触れたとき、人の奥底から湧き上がるものがあります。
それは恐怖ではありません。
衝動です。
生きようとする、衝動です。
「冷たい」と初めて人の死に触れし子の唇はうすく赤らむ
新聞に掲載されていた短歌です。
……正直に、お聞きします。
あなたは、死を避けていませんか。
お墓の前で、形だけの手を合わせていないでしょうか。
「早く終わらせたい」と、どこかで思っていませんか。
それは——怖いからです。
自分が終わる、その事実を。
まだ来ていない“最後”を。
だから人は、お墓を「義務」にするのです。
でも、その瞬間から——
人生は、鈍くなる。
逃げると、人は鈍ります。
ある家族の話です。
父を亡くした翌年。
息子は、ひとりでお墓に向かいました。
何も言えなかった。
何を言えばいいか、分からなかった。
花と線香を供え、ロウソクに火を灯し、手を合わせる。
墓石は、何も語りません。
ただ、そこにあるでけです。
風だけが、通り過ぎていく。
——その帰り道。
彼は、電話をかけたそうです。
ずっと避けていた相手に。
ずっと諦めていた仕事に。
「なぜか分からない」と、彼は言いました。
違います。
分からないのではありません。
聞こえたのです。
あの沈黙の中で。
「今日を、どう生きた?」
と。
お墓は、答えをくれません。問いだけを残します。
お墓は、先祖を偲ぶ場所——
それだけではありません。
そこは、「未来の自分」に出会う場所です。
いずれ、そこに入るのは自分です。
その事実から、目を逸らさないときだけ——
人は、今日を本気で使い始めます。
頭ではありません。
身体が、反応するのです。
時間が、急に“重く”なるのです。
教室に立つ、あなたへ。
連休明け。
足が重いのは、分かります。
子どもに会うのが、少し怖い日もあるでしょう。
「ちゃんとやれるだろうか」と、思う日もあるでしょう。
そして——
今日は、保護者にどんなことを言われるだろうと、不安な気持ちが、顔に出てしまう。
でも。
その教室にいる子どもたちは——
“あなたの言葉”じゃなく、“あなたの生き方”を見ているのです。
手を抜いているか。
向き合っているか。
逃げているか。
踏みとどまっているか。
全部、見えているのです。
子どもは、大人の“覚悟”を嗅ぎ取ります。
もし、今日。
あなたがお墓の前に立ったとします。
そして、こう問われたらどうしますか。
「その子どもたちに、どんな一日を渡した?」
胸を張って、答えられますか。
教師という仕事は、特別です。
なぜなら——
“未来に影響する一日”を、毎日持っているからです。
雑に過ごした一日は、雑に伝染する。
本気で生きた一日は、本気で伝染する。
だから、お墓に行ってください。
一度でいい。
逃げずに、自分の終わりを見てください。
そうすれば分かるはずです。
「今日の一時間」が、どれだけ重いか。
射場石利石材がつくっているのは、ただの墓石ではありません。
「覚悟が戻る場所」です。
揺るがない石。
崩れない形。
時間に抗わず、ただ在り続ける姿。
その前に立つと、人は思い出します。
自分には、限りがあると。
そして——
限りがあるからこそ、選べるのだと。
根を持つ人間は、流されない。
先祖の時間と、自分の時間が繋がるとき。
「どうでもいい今日」は、消え去ります。
その代わりに現れるのは、“使い切る一日”です。
それを、石は語りません。
ただ、立ち続けることで伝えています。
最後に、言わせていただきます。
「いつか行こう」と思っている人へ。
その“いつか”は、来ません。
来ないようにしているのは——
あなた自身です。
お墓に行かない限り、この問いから逃げられるからです。
「今日をどう生きるか」
この問いに、向き合わずに済むからです。
でも、その代償は確実に積み上がります。
気づかないうちに、人生から「覚悟」が抜け落ちていってしまいます。
お墓は、暗い場所ではありません。
今日を、明るくする場所です。
明日を、前に進める場所です。
次に立つときは、ただ手を合わせるだけで終わらないでください。
問いを、持っていってください。
「この命を、どう使う?」
……その答えは、帰り道で動き出します。
私たちは石を売りません。
「後悔を、未来に変える場所」をつくっています。

射場石利石材
六代目当主 射場一之
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-04
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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