
2026.04.20
お墓は誰のためか。白い花が暴いた“生き方の嘘”(104left)

「ステージも余命も聞かず 病院の帰りに買いし白いシクラメン」
今朝の読売歌壇に掲載されていた短歌です。
「余命を告げられたら、あなたはどうするでしょうか」
その人は——何も聞きませんでした。
ステージも。残りの時間も。
ただ、病院の帰り道。
白いシクラメンを、一鉢買いました。
この話を聞いて、あなたはどう感じたでしょうか。
「強い人だ」と思いましたか。
それとも——
「自分には無理だ」と、目を逸らしたでしょうか。
正直に言いましょう。
死が怖い人の多くは、“まだ終われない生き方”をしています。
これは優しさではありません。
事実です。
お墓の前で、崩れ落ちる人を見たことがありますか。
石に刻まれた名前を、指でなぞり続ける人を。
あの涙は、悲しみだけではありません。
「もっと会えた」
「もっと話せた」
「もっと——できた」
その“もっと”が、胸を裂く。
だから人は、お墓から遠ざかる。
忙しいふりをする。
次でいいと先延ばしにする。
でも、本当は知っているのです。
あの場所に立てば、“自分の生き方”が、全部バレることを。
お墓は、死者のためにあるのではありません。
そこに立つとき、人は過去と対峙します。
祖父の口癖。
祖母の手のぬくもり。
「ちゃんとやっているか」
その声が、石の向こうから届く。
それは、責めではありません。
押し出しているのです。
今日という一日に向けて。
お墓をつくるという行為は、形づくりではありません。
孤独にならないための“構造”を、地上に残すことです。
風に削られても。
時代に置き去りにされても。
そこに、
“自分の名前を呼ぶ場所”がある。
それが、人を立たせます。
あの人は、数字を聞かなかった。
だが、知っていたのだと思います。
残りの日数よりも、目の前の白い花のほうが、真実だと。
お墓を建てるとは、死の準備ではありません。
“今日をどう生きるか”の宣言です。
先祖に顔向けできるか。
自分の名前を、誇りとして刻めるか。
その問いを、逃げずに持ち続けること。
それがあるかないかで、人生の密度は、まるで違ってきます。
あなたは——
その覚悟を、持っていますか。
お墓とは、今日を笑顔にするための装置です。
そして、明日を歩かせる背骨です。
いってらっしゃい。
この春、あなたの足が、迷わずあの場所へ向かうことを願っています。

射場石利石材
六代目当主 射場一之
私たちは石を売りません。
100年後の家族の背骨を、設計しています。
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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