
2026.04.06
あなたは“死後”を、誰かに押しつけていませんか。(113left)

あなたは、お墓を「過去のもの」だと思っていませんか。
……そうでしょう。
だから、後回しにする。
だから、「いつか考えよう」と言い続ける。
そして──
お墓参りの帰り道。
ほんの少しだけ、
胸の奥に、重たいものが残る。
その重さの正体を、
あなたは、まだ知らない。
新聞に、こんな短歌が載っていました。
弔辞読む息子はときをり空仰ぎ
とぎれとぎれに妻を恋たり
妻の葬儀。
息子が、弔辞を読んでいる。
ときおり、空を見上げる。
言葉が、途切れる。
この短歌を読んだとき、
しばらく、動けませんでした。
死は、人を「今」に引き戻します。
悲しみのど真ん中で、
人は突然、思い出します。
本当に、大切なものの名前を。
お墓の前に立つとき。
あなたが受け取っているのは、
「過去」ではありません。
「今日」です。
お墓とは、何か。
それは、先祖の場所ではありません。
過去と、現在と、まだ見ぬ未来が──
一本の線で、静かに繋がっている場所です。
あの息子が空を仰いだように。
人は、死の前に立ったとき、
はじめて「生きている輪郭」に触れる。
お線香の煙が、空に消えていく。
その先に、誰かがいる。
誰かがいたから、いまの自分がいる。
そして──
自分がいるから、いつか誰かが、ここに立つ。
たった、それだけのことが。
なぜ、こんなにも胸を打つのか。
……わかりますか?
それは、「自分は一人じゃない」と
思い出す瞬間だからです。
私たちが守っているのは、石ではありません。
「人が、孤独にならない仕組み」です。
時代が変わっても。
家族の形が変わっても。
「帰ってくる場所がある」という感覚は、
人を、もう一度立たせます。
説明なんて、いりません。
ただ──
お墓の前に立ったとき。
「ああ、大丈夫だ」と思える。
そのためだけに、刻んでいます。
お墓を建てることは、
死の準備ではありません。
「今日をどう生きるか」の決断です。
あの息子が、空を仰いだように。
人は、死に触れるたびに──
愛しているものの名前を、もう一度知る。
後悔ではなく。
覚悟として。
お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
明日を、もう一歩前に進めるもの。
いってらっしゃい。
今日もまた、
愛しい人たちの笑い声が──
あなたの場所に、満ちているように。

射場石利石材 六代目当主
射場一之
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