
2026.03.12
お墓は、死者の場所ではなかった。——津波で弟を失った男が毎朝墓に行く理由(138left)

毎朝、
墓地で笑っている75歳の男性がいます。
そしてお墓の前で、こう言います。
「みんな元気にやってるよ。」
そんな新聞記事を読んだとき、
私は言葉を失いました。
なぜなら——
彼は、津波で弟を亡くしているからです。
なぜ、この人は笑えるのか。
どうして、あれほどの喪失を知る人間が
今日も歩けるのか。
その答えは——
お墓の前にありました。
2011年3月11日。
彼は高台に立っていました。
眼下には
見慣れた大槌町の町並み。
川沿いの道。
軒を連ねる商店。
そして——
弟が働く町役場。
その瞬間、
すべてが変わりました。
巨大な波が
音を立てて押し寄せてきた。
道が消えた。
建物が消えた。
日常が消えた。
そして——
弟が働く町役場が
彼の目の前で
波に飲み込まれていった。
声が出なかった。
足が動かなかった。
ただ
立ち尽くすことしかできなかった。
その日、
彼は弟の名前を呼べなかった。
あの日から15年。
弟は
帰ってきていない。
それでも彼は
今日も墓地を歩きます。
誰かに言われたわけでもない。
義務でもない。
ただ
足が向く。
お墓の前に立つと
不思議と言葉が出てくる。
昨日の天気のこと。
孫が笑った顔のこと。
今朝食べたご飯のこと。
たわいもない話を
ひとしきりして——
また歩き出す。
帰り道、
彼の背中は少しだけ伸びている。
足取りが
朝より軽くなっている。
お墓とは——
過去に手を合わせる場所ではありません。
今日を生きる覚悟を
受け取りに行く場所なのです。
亡くなった弟が
いまも彼を支えている。
石ひとつを隔てて
言葉が行き来している。
過去と
現在と
まだ見ぬ未来が
そこで
ひとつにつながっている。
お墓とは
時間を超えた対話の場所なのです。
射場石利石材が
お墓と向き合うとき
いつも
問い続けていることがあります。
「この家族は
10年後もここに来るだろうか。」
立派な墓石を建てることが
仕事ではありません。
家族の足が
自然に向く場所をつくること。
それが
私たちの仕事だと思っています。
雨の日でも
来たくなる場所。
来ると
なぜか肩の力が抜ける場所。
帰り道
なぜか前を向いて歩ける場所。
そういう場所を
つくりたい。
安心とは
「何も起きないこと」ではありません。
つながっていると感じることです。
そのとき
人は初めて安心できます。
先祖とのつながり。
家族とのつながり。
地域とのつながり。
その
目に見えない絆を
石という形で
百年先まで手渡す。
それが
射場石利石材の使命です。
あなたにも
会いたい人がいるはずです。
もう
声が聞けない人。
もっと話しておけばよかった
と思う人。
その人に
会える場所が
あなたの家には
ありますか。
その人に
話しかけられる場所は
ありますか。
そして——
そこに
足が向きますか。
もしあなたの家族にも
・会いたい人がいる
・伝えたい言葉がある
・つながりを残したい
そう思うなら——
一度、
お話を聞かせてください。
私たちは
お墓を売る会社ではありません。
家族の「つながりの場所」を
一緒に設計する会社です。
お墓とは。
今日を
笑顔にするもの。
明日を
元気にしてくれるもの。
いってらっしゃい。
春のお彼岸が近づくこの季節、
墓前に向かうあなたの足取りが
帰り道には
少しだけ
軽くなりますように。

射場石利石材 六代目
射場一之
私たちは
石を売りません。
家族が前を向いて歩ける場所を
つくっています。
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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