射場石利石材株式会社

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2026.04.27

あなたは“ゼロから築いた”のか?それとも“受け継いだ”のか。(97left)

 

 

 

考えたことは、あるでしょうか。

 

……たぶん、ないでしょう。

 

そうでしょう。誰も教えてくれなかったから。

そして、そのことを教える場所は、ほとんど残っていません。

 

 

正直に言わせていただきます。

 

私は、お墓を軽んじる人を見ると、胸が痛みます。

 

怒りではありません。もっと静かで、深いものです。

 

その人は、自分が「何の上に立っているか」を知らないまま、生きているからです。

 

 

想像してください。

 

ほんの少し前でいい。昭和の初めでも、もっと昔でもいい。

 

あなたの名前も知らない誰かが、この国のどこかで、冬を越えた。

 

食べるものがなかった。

戦に駆り出された。

大切な人を失った。

 

それでも——生きることを、やめなかった。

 

その血が、いま、あなたの中を流れているのです。

 

あなたが何気なくスマホを触る、その手は、その人の手の延長にあるのです。

 

これは比喩ではありません。事実です。

 

そして——もうひとつ、事実があります。

 

あなたが今、座っているその席。

 

それは、あなたが“勝ち取った席”ではありません。

 

誰かが、守り抜いた席です。

 

倒れそうになりながらも、辞めなかった人がいる。

 

逃げなかった人がいる。

 

名前も残らず、評価もされず、それでも続けた人がいる。

 

その積み重ねの上に、いま、あなたが座っているのです。

 

それなのに。

 

その人の名前が刻まれたお墓の前に、一年に一度も立たない。

 

「忙しいから」

「遠いから」

「なんとなく気が向かなくて」

 

……気が向かない?

 

あなたが今日ここにいるのは、その人が「気が向かなくても」生き抜いたからです。

 

私が墓石に向き合い続けてきた理由は、ひとつ。

 

忘れられていく命に、耐えられないからです。

 

名前が消えかけた墓石を見るたび、胸の奥が、締めつけられます。

 

苔に覆われ、誰にも触れられない石を見るたび、こう思います。

 

「この人は、確かにここにいた」と。

 

私の仕事は、墓石を売ることではありません。

 

存在の証明を、刻み続けることです。

 

風にも。雨にも。時間にも、消されないように。

 

それが、私の仕事です。

 

お墓とは、何か。

 

答えは、シンプルです。

 

「孤独に死なないための、約束の場所」です。

 

あなたがこの世を去るとき、誰かが、そこに来る。

 

手を合わせる。水をかける。花を置く。

 

「覚えている」と、伝えに来る。

 

それだけでいい。

 

それだけが、人を救う。

 

 

お墓参りは、義務ではありません。

 

でも——行くべきです。

 

なぜなら、変わるのは先祖ではなく、あなた自身だからです。

 

お墓の前に立った瞬間、昨日の焦りが遠ざかる。

 

明日の不安が、小さくなる。

 

「自分は、続きの中にいる」

 

それを、体が思い出す。

 

そして、問いが立ち上がる。

 

この家は、何を守ってきたのか。

 

何に苦しみ、何を乗り越えてきたのか。

 

その中で、自分は何を“続ける役割”なのか。

 

ここからが、本当の経営です。

 

AI時代。

 

速さも、効率も、最適化も、誰でも手に入ります。

 

だからこそ問われるのです。

 

何を守るのか。

何を捨てるのか。

 

人間の経営者にしかできない仕事は、ひとつ。

 

「何を残すか」を決めることです。

 

売上が上がるなら、何をしてもいいのか。

 

効率が良ければ、人はどうでもいいのか。

 

短期で伸びるなら、誇れなくてもいいのか。

 

その問いに、逃げてはいけません。

 

先祖は、効率で生き延びたわけではありません。

 

守るべきものを守り、捨てるべきものを捨て、その判断に責任を取った。

 

だから、今がある。

 

AIに任せるものは、任せればいいと思います。

 

でも——

 

任せてはいけないものを、決めてください。

 

信頼か。誇りか。人か。理念か。

 

それを決める場所は、会議室ではありません。

 

お墓の前です。

 

行ってください。

 

今年の夏でいい。一人でいい。言葉なんて、いらない。

 

ただ、立つ。手を合わせる。

 

そして、問いをひとつだけ持って行ってください。

 

「私は、何を守り抜くのか。」

 

そのとき、きっと気づきます。

 

あなたの背中に、何百人もの命が立っていることに。

 

「やっと来たか」と、静かに、笑っていることに。

 

お墓は、過去のためにあるのではありません。

 

今日を、生きるためにあるのです。

 

そして——明日を、前に進めるためにある。

 

 

いってらっしゃい。

 

あの夏の光の中で、あなたが本当に継ぐべきものに、出会えますように。

 

 

私たちは石を売りません。

100年後の家族の背骨を設計しています。

 

 

 

射場石利石材

六代目当主 射場一之

 

 

 

 

【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj

 

【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-04
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872

 

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