
2026.03.04
日向ぼこの背中が、教えてくれたこと。(145left)

遺品ばかりで身を包み、縁側で日向ぼっこをする人がいます。
その光景を想像した瞬間、
私は、息が止まりました。
亡くなった人の上着。
亡くなった人のマフラー。
それは、ただの布ではありません。
まだ、温もりが残っているのです。
目を細めて、太陽を向く背中。
あれは、絶望でしょうか。
──いいえ。
あれは、愛の続きです。
あなたは、そんな背中を知っているでしょうか。
先日、ある俳句が新聞に載っていました。
「日向ぼこ 遺品ばかりで 身を包み」
悲しい句でしょうか。
私は、そうは思いませんでした。
あの人の匂いを、もう少しだけ感じていたい。
あの人の隣に、あと少しだけ座っていたい。
それは、悲しみではありません。
愛の、余韻です。
そして私は、問いを持ちました。
──私たちは、その愛をどこで受け渡せばいいのだろう。
多くの人は思い込んでいます。
お墓は、亡くなった人のための場所だと。
違います。
お墓は、
今日を生きる人のための場所です。
手を合わせる。
目を閉じる。
すると、不思議なことが起きます。
叱ってくれた声がよみがえる。
笑ってくれた夕暮れが胸を温める。
それは幻想ではありません。
あなたの中に、確かに生きているものが応答しているのです。
お盆に。
お彼岸に。
命日に。
家族が、同じ場所を目指して集まる。
誰かが草を抜き、
誰かが水を替え、
誰かが涙をこらえる。
そのとき、家族はもう一度、家族になります。
石の前に立つと、人は余計なものを下ろせます。
見栄も、怒りも、後悔も。
ただ、「つながり」だけが残る。
射場石利石材が守っているのは、石ではありません。
家族が、何度でも“帰れる場所”です。
「安心」とは、
誰かに“大丈夫”と言ってもらうことではありません。
何も言わなくてもいい場所が、この世にあると知っていることです。
その場所を、つくり続けてきました。
あなたがそこに立つとき、
背筋がすっと伸びる瞬間があります。
──自分は、この人たちの続きを生きている。
その静かな確信が、
明日を恐れない力になる。
縁側で、遺品に包まれながら太陽を向いていたあの人も、
きっとそれを知っていたのです。
悲しみの中で、なお太陽を向く。
それが、愛というものです。
お願いがあります。
後悔ではなく、感謝を胸に。
一度、お墓に足を運んでください。
手を合わせたとき、
背筋が伸びる感覚を、感じてほしいと思います。
それが、今日を生きるエネルギーになります。
お墓とは、
今日を笑顔にする場所。
明日を、強くする場所。
いってらっしゃい。
三月のやわらかな風の中で、
あなたとご家族に、あたたかな光が届きますように。

射場石利石材
六代目当主 射場一之
私たちは石を売りません。
100年後の家族の背骨を、設計しています。
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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