
2026.06.24
去年、墓の前で何を思ったか覚えていますか。覚えていないなら、もう始まっています(51left)

お盆。
実家に着く。
荷物を置く前に、お墓へ向かう人がいる。
なぜでしょう。
去年。
お墓の前で、あなたは何を思ったでしょう。
覚えていない。
その答えに、少しだけ怖さを感じてください。
後悔は、死ぬ瞬間にやって来るものではありません。
去年の祈りを忘れた瞬間。
そこから静かに始まります。
人は、いつか後悔するのではありません。
大切なものを、少しずつ忘れていく。
その積み重ねが、後悔になります。
だから本当に怖いのは、死ではありません。
忘却です。
お墓は、死者のためにあると思われています。
違います。
お墓は、時間の装置です。
過去を掘り起こし、未来を呼び寄せ、現在に立つ人間を、一本の線へ戻す装置です。
私たちは普段、「今」しか生きていません。
仕事。
予定。
締切。
通知。
すべてが、今だけで完結しています。
死んだ人は、もう存在しません。
生まれていない人は、まだ存在しません。
でもお墓の前に立つと、その両方が、突然、今ここへ現れるのです。
祖父の顔を思い出す。
祖母の声が蘇る。
まだ見ぬ孫のことを考える。
お墓は、消えた時間と、まだ来ていない時間を、現在へ引き戻します。
だから人は、墓の前で少しだけ静かになるのです。
線香の匂い。
蝉の声。
草を抜く手の感触。
墓石に触れた指先の熱さ。
石は何も語らない。
説教もしない。
励ましもしない。
それでも、しばらく触れていると、不思議な感覚がやってきます。
ああ。
自分は点ではなかったのだ、と。
突然ここに生まれ、偶然ここにいるのではない。
誰かから受け取り、誰かへ渡していく。
一本の線の途中にいる。
その感覚が、静かに戻ってきます。
人は、孤独に弱い。
誰にも気づかれていない。
誰とも繋がっていない。
そう感じた瞬間から、心は少しずつ壊れていきます。
だから本当に必要なのは、励ましではありません。
慰めでもありません。
「あなたは一人ではない」
という、揺るがない事実です。
お墓があるということ。
それは、あなたの前にも人生があり、あなたの後にも人生が続いていくという、動かせない証拠が存在するということです。
電話の向こうの誰かではありません。
SNSの通知でもない。
雨の日も。
風の日も。
誰も見ていない日も。
そこに在り続ける証拠。
石は黙っている。
だからこそ強い。
私たちは、墓石を扱っているのではありません。
時間を扱っています。
人が孤独にならないための証拠を守っているのです。
先祖と子孫のあいだに立つ、今を生きる人のために。
磨く。
彫る。
据える。
百年後も残るように。
その仕事を、代々受け継いできました。
次にお墓参りへ行ったら、墓石に手を触れてみてください。
夏は熱く、冬は冷たいはずです。
何も語らない。
それでも、その温度の奥で、何かが静かに動き始める。
それは、あなたが一本の線の上にいるという感覚。
生かされてきたという感覚。
そして、次へ渡していく責任の感覚。
後悔の象徴だと思っていたお墓が、覚悟の源に変わる瞬間です。
説明は、ここまでにしましょう。
行って。
触れてください。
石に触れているつもりが、実は、あなた自身の人生に触れているのかもしれません。
お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を元気にしてくれるもの。
おかえりなさい。
初夏の陽射しに熱せられた世界の中で、あなたの心だけは、一本の線へ帰れますように。

私たちは墓石を売りません。
人が孤独にならない仕組みを設計しています。
射場石利石材
六代目当主 射場一之
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-04
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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