射場石利石材株式会社

営業時間:午前8時〜午後6時 無休(年末年始休み)

0120-148-183

お問い合わせはこちら

ブログ

2018.12.08

別々のお墓に入っていた人のお骨、姓の違う人のお骨を同じお墓に入れても大丈夫でしょうか?

Q:義母は理由があり、実父母のお墓に納骨されずに、義理の妹が建てたお墓に納骨されました。ふたつのお墓は同じお寺にあるのですが、義母のお墓はしばらくは義理の妹が見ていましたが、最近はお参りにも来ていない様子なので、今後誰が継承していくのか相談して決めてほしいとお寺からも言われているのですが、どうしたらよいでしょうか? 別々のお墓に入っていた人のお骨を同じお墓に入れない方がよい、と何かで聞いたか読んだ覚えがあるのですが……。

A:問題ありません

【補足】

義母は理由があり—―まずはその理由が気になるところです。あなたの義理のお母さんが、自分の実の親のお墓に入るのを拒んだのか、反対に実の娘を自分たちと同じお墓には入れてほしくないと拒んだのか……。

さて、「義母」というからにはあなたは結婚されていて、あなたの夫の実母ということになりますね。――ということは、あなたの義母も結婚されていてあなたの夫や義理の妹さんをお産みになったということになります。

実父母のお墓に納骨されずに――ということですが、お義母さんは、あなたのお義父さんと結婚されて家を出られているわけですから、実父母のお墓に納骨されなかったのは、むしろ自然なように思われます。

 

「義理の妹が建てたお墓」というのはあなたから見て「義理の妹」ということであり、つまりあなたの夫の妹さんは、自分が建てたお墓に実のお母さんのお骨を納めたということになるのでしょうか? 

義理の妹さんがお墓を建てたということは、おそらくその方は独身ではなく嫁いでおられて、そして嫁ぎ先の家のお墓を建てられたと考えられます。それとも、お母さんのためのお墓だったのでしょうか?

ところで、肝心のあなたの家(嫁ぎ先)にはお墓はないのでしょうか? 

仮に義母の実家をA家、あなたの夫の家をB家、義妹の嫁ぎ先をC家としましょう。

ご相談内容からは、墓守をする人がいなくなったC家のお墓とA家のお墓を一つにしたい――という風に受け取れるのですが、それで間違いありませんか? 

それとも「義母」「実父母」というのは、いわゆる「先妻」と「後妻」という意味なのでしょうか……?

 

「姓の違う人のお骨を同じお墓に入れてはいけない」「勘当した息子の骨は入れられない」「仲の悪かった人同士のお骨を同じお墓に入れたらケンカになる」などと言われることがありますが、けしてそんなことはありません。故人を大事に思う心があれば何の心配もありません。同じお墓に収めて差し上げればよいのです。

 

お葬式というのは、導師によって故人を「成仏」させるための儀式です。

成仏――つまりお葬式を上げてもらうことによって、故人は仏さまになられたわけです。

仏さまはケンカや縄張り争いなど、けしてなさらないと思います。

安心して、ご一緒に供養してあげてください。

  • 一覧へ戻る