
2026.07.23
シリーズ「お墓は、命のバトン」 人は、人生で一番大切な言葉ほど、最後まで言えない。(25left)

新聞の歌壇に、こんな短歌がありました。
命果つこと悟りしか病む夫は「よくして呉れた」と初めて言いし
命の終わりが見えた、その日。
夫は妻を見つめ、静かに言いました。
「よくして呉れた」
その一言が、何十年もの夫婦の時間の中で、初めての「ありがとう」でした。
子どもが生まれた日でもない。
家を建てた日でもない。
定年を迎えた日でもない。
人生の最後になって、
ようやく言えたのです。
これは、特別な夫婦の話ではありません。
私たちも同じです。
「ありがとう」
「ごめん」
「よくしてくれた」
「愛している」
一番大切な言葉ほど、胸の奥へしまい込んでしまいます。
「照れくさいから」
「言わなくても伝わっているから」
「また今度でいい」
そう思いながら、その「今度」は、驚くほど簡単に失われていきます。
言葉は、思っているだけでは届きません。
言葉になって初めて、命になります。
お墓とは、何でしょうか。
亡くなった人が眠る場所。
もちろん、それもあります。
でも、それだけではありません。
お墓は、言えなかった言葉が帰ってくる場所です。
「ありがとう」
「ごめん」
「許して」
「会いたかった」
生きている間、出口を見つけられなかった言葉たちが、ようやく帰る場所。
墓前に立つということは、石に向かって話しかけることではありません。
自分の中に閉じ込めていた言葉へ、ようやく出口をつくることなのです。
そして、その姿を、子どもや孫は見ています。
言葉を受け継ぐこと。
感謝を受け継ぐこと。
命とは、そうやって受け継がれていくものなのだと、何も言わずに伝えているのです。
過去と、いまを生きる私たちと、まだ見ぬ未来。
お墓は、その三つの時間を結ぶ場所です。
射場石利石材が、三百二十四年間守り続けてきたもの。
それは、石ではありません。
墓石の前で、ようやく人が本音を話せる時間です。
誰にも言えなかったこと。
言えずに終わるはずだったこと。
その言葉が、行き場を失わないように。
その時間を守り続けてきました。
孤独とは、ひとりでいることではありません。
最後まで、伝えたい言葉が、誰にも届かなかったことです。
だから、お墓は、亡くなった人のためだけにあるものではありません。
生きている私たちが、孤独を未来へ残さないための場所なのです。
あなたに、お願いがあります。
今日、たった一人でいい。
大切な人に、こう伝えてください。
「よくしてくれた」
明日ではなく、今日。
その人がいる今日。
あなたがいる今日。
その一言は、いつか墓前で語るためではありません。
本当は、生きているうちに届けるためにあります。
お墓は、そのことを、何百年も静かに教え続けています。
お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
明日を元気にするもの。
そして、まだ言えていない言葉を、未来へ残さないための場所。
蝉の声が響く、この季節。
どうか今日、誰かに、その一言が届きますように。
命は、誰かの身体では終わらない。
誰かの生き方の中で、受け継がれていく。
お墓は、命のバトン。

命のバトンを未来へつなぐ伴走者
射場石利石材株式会社
六代目当主 射場一之
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-04
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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