射場石利石材株式会社

営業時間:午前8時〜午後6時 無休(年末年始休み)

0120-148-183

お問い合わせはこちら

ブログ

2026.07.03

あなたは、先祖の終点ではない。未来の始点です。(42left)

 

 

あなたが墓前で手を合わせる、その瞬間。

 

百年前の誰かと、百年後の誰かが、あなたという一点で出会っています。

 

そのことに、気づいた人はほとんどいません。

 

けれど私たちは、命の途中を生きているのではありません。

 

命を、受け渡しているのです。

 

 

 

先週、あるご家族のお墓参りに出会いました。

 

そこには、小学生の男の子がいました。

 

最初は退屈そうに、足元の小石を蹴っていました。

 

お線香を供えながら、おじいさんが静かに言いました。

 

「この墓にはな、お前の知らないご先祖さんが、十何人も眠ってるんやで。」

 

男の子は、黙りました。

 

さっきまでの表情が、少しだけ変わったのです。

 

十何人。

 

自分が会ったこともない人たち。

 

その人たちが命をつなぎ、その先に、自分がいる。

 

その重さに、子どもなりに触れたのでしょう。

 

帰り道。

 

男の子は、一言も話しませんでした。

 

それまで蹴っていた石を、もう蹴ることもありませんでした。

 

何かを理解したわけではない。

 

誰かに説明されたわけでもない。

 

それでも確かに、心の中へ、何かが手渡された。

 

「自分は、一人で生まれてきた人間ではない。」

 

そんな感覚だけが、静かに宿ったように見えました。

 

 

 

お墓とは、何でしょう。

 

亡くなった人のための場所。

 

そう思われている方は少なくありません。

 

でも、私は違うと思っています。

 

お墓は、亡くなった人の住所ではありません。

 

生きている私たちが、「私は、どこから来たのか」を思い出す場所です。

 

墓石を見ているようでいて、本当に見つめているのは、自分自身の生き方なのです。

 

過去と、現在と、まだ会ったこともない未来。

 

そのすべてを、一本の命として結び直す場所。

 

それが、お墓です。

 

 

 

最後に、少しだけ私の話をさせてください。

 

父の墓前で、私は何度も立ち止まりました。

 

そこで浮かんだ問いは、「なぜ、自分はここにいるのか」ではありませんでした。

 

本当に心に残った問いは、「私は、何を未来へ残して生きるのか。」

 

という問いでした。

 

墓前とは、答えをもらう場所ではありません。

 

これからの生き方を決める問いを、授かる場所なのです。

 

だから私は思います。

 

お墓参りとは、過去を振り返る行為ではない。

 

未来へ命をつなぐ行為、だと。

 

そして、今日をどう生きるかを、静かに決意する時間です。

 

私たちは、石を刻んでいるのではありません。

 

「命は、ひとりではない。」

 

その記憶を、未来へ刻んでいるのです。

 

次に墓前へ立つとき、あなたが手を合わせる相手は、亡くなった人だけではありません。

 

まだ会ったことのない、未来の子どもたちです。

 

その日、あなたはきっと、今日をどう生きるかを決めています。

 


 

お墓。

 

それは、亡くなった人のためだけにあるものではありません。

 

今日を笑顔で生きるために。

 

明日へ命をつなぐために。

 

だから私たちは、墓石を売っているのではありません。

 

「命は、受け渡されていく。」

 

その事実を、人が決して忘れないための場所を、つくっています。

射場石利石材株式会社

六代目当主 射場 一之

 

 

 

【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj

 

【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-04
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872

 

  • 一覧へ戻る