射場石利石材株式会社

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2026.06.26

「夜8時」が、一日の中でいちばん寂しい時間になりました。(49left)

 

 

新聞の歌壇で、一首の短歌に出会いました。

 

夜八時父との電話失くなりて哀しき自由の時間に慣れず

 

読んだ瞬間、胸が止まりました。

 

ああ、そうなんだ。

 

寂しいのは、父を亡くしたことだけではない。

 

“毎晩の「役目」が終わってしまったこと”なのだと。

 


 

夜8時。

 

スマホを手に取る。

 

父の名前を押す。

 

「もしもし。」

 

「元気か。」

 

特別な話などありません。

 

「ああ、元気だ。」

 

その一言を聞くだけで、その日は終わっていました。

 

毎晩、同じ時間。

 

毎晩、同じ言葉。

 

けれど、その繰り返しが、父をひとりにしない時間だったのです。

 

ある日から、その電話は終わりました。

 

夜8時になっても、スマホは静かなままです。

 

そして残ったのが、短歌に詠まれていた

 

「自由な時間」

 

でした。

 

電話をかけなくてもいい。

 

気にかけなくてもいい。

 

時間は自由になったはずなのに、その自由は、少しも嬉しくありません。

 

役目を終えた時間は、ぽっかりと穴が開いたように、ただ静かに流れていきます。

 

この自由に、慣れることなどできません。

 

いや、慣れてはいけないのかもしれません。

 

あの時間は、誰かを思い続けていた証だからです。

 


 

お墓とは、何でしょうか。

 

亡くなった人を納める場所。

 

そう思われることがあります。

 

けれど私は、もっと違う役割があると思っています。

 

お墓は、過去をしまう場所ではありません。

 

人と人とのつながりを、途切れさせない場所です。

 

毎晩の電話も、そうでした。

 

父と“私”をつないでいた一本の電話。

 

その電話は終わりました。

 

だから人は、自分の足で会いに行くようになったのです。

 

お墓参りとは、電話の代わりに、「元気か。」

 

と語りかけに行くこと。

 

返事はありません。

 

でも、不思議なくらい心は静かになります。

 

そして、「今日も頑張るよ。」

 

と、自分自身にも声をかけていることに気づきます。

 

だから、お墓は、亡くなった人のためだけの場所ではありません。

 

生きている私たちが、もう一度、自分の役目を思い出す場所なのです。

 


 

射場石利石材が守っているもの。

 

それは、墓石ではありません。

 

人と人とのつながりです。

 

誰かを想い続ける時間です。

 

そして、役目を終えたと思っていた人が、新しい役目に出会う場所です。

 

夜8時の電話は終わっても、想いは終わりません。

 

電話は、墓前での語りかけへと姿を変えます。

 

人は、会いに行く場所がある限り、大切な人と生き続けることができます。

 


 

あの短歌は、「自由になった」と詠んだのではありません。

 

「自由になってしまった」と詠んでいました。

 

その違いが、胸を打ちます。

 

だから私たちは思います。

 

自由になった時間を、空白のまま過ごすのではなく、大切な人と向き合う時間へ変えていきたい。

 

お墓に立つこと。

 

それは、今日という一日を、もう一度つなぎ直すこと。

 

「おかえり。」

 

そう語りかけられる場所が、この世に一つあるだけで、人は、明日を生きる力を取り戻せるのだと思います。

 

 

私たちは、墓石を売っているのではありません。

「後悔を、未来へ変える場所」をつくっています。

 

射場石利石材
六代目当主 射場一之

 

 

 

【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj

 

【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-04
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872

 

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