
2026.05.08
お墓は、死者のためのものではありません。──生きる覚悟を取り戻す場所です。(86left)

新聞に載っていた、ある短歌。
亡き妻はときどき童謡うたってた心にごらぬようにしていた
読んだ瞬間、息が止まりました。
「心にごらぬようにしていた」
……なんだろう、その愛し方は、と思いました。
幸せすぎると、人は怖くなります。
この時間が終わることが。
この声が、いつか消えることが。
だから人は、ほんとうに大切なものほど、直視しません。
見ないようにする。
心の奥へ、そっとしまい込む。
あなたにも、あるはずです。
大切すぎて、向き合えなかった人。
愛しすぎて、ちゃんと見られなかった時間。
正直に言います。
お墓を後回しにしている人がいます。
「そのうち行こう」
「落ち着いたら行こう」
そう思っているうちに、三年。五年。ときには十年が過ぎる。
でも、それは薄情だからではありません。
お墓に行くと、「もう会えない」が、本物になるからです。
愛していたからこそ、人は近づけない。
それが、人間です。
でも──。
その「遠ざけ」が、あなたから静かに何かを奪っていく。
ある80代の男性が、こう話してくれました。
「妻が死んでな。最初の一年は、墓に行かれへんかった。行ったら終わりや、思ぅて。でも、ある日どうしても行きたくなってな。墓の前に立ったら……なんか、笑ってる気がしたんや。それからやな。ちゃんと飯が食えるようになったんは」
この男性がお墓の前で受け取ったのは、慰めではありません。
「あなた、まだ生きて」
その許可です。
お墓は、何のためにあるのか。
多くの人は、「亡くなった人のため」と答えます。
でも、本当は違います。
お墓は、生きている人間のための場所です。
迷ったとき。
折れそうなとき。
自分の生き方を見失ったとき。
背骨を入れ直しに行く場所です。
射場石利石材が先祖代々長い年月をかけて守ってきたのは、石そのものではありません。
人が、孤独に死なないための構造です。
「また来るね」
そう言える場所があること。
「ここに来れば、あの人に会える」
そう思える場所があること。
それがある人間と、ない人間では、人生の踏ん張りが変わります。
芯の太さが変わります。
あなたが大切な人を失ったとき。
その記憶を、どこへ置きますか。
心の奥に、「にごらぬように」閉じ込めますか。
それとも。
ちゃんと形にして、いつでも会いに行けるようにしますか。
今日、行ってみませんか。
久しぶりでいい。
手ぶらでいい。
立つだけでいい。
お墓とは、亡くなった人を閉じ込める場所ではありません。
生きている人間が、もう一度、自分を立ち上がらせる場所です。
背骨を入れ直す場所です。
だから、もし今日、少しでも心が揺れたなら。
会いに行ってください。
きっと、あなたも受け取る。
「まだ、生きて」
という声を。
青葉が風に揺れるこの季節。
あなたの足が、大切な場所へ向かいますように。
私たちは、墓石を売っていません。
「後悔を、未来に変える場所」をつくっています。

射場石利石材
六代目当主 射場一之
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-04
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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