
2026.04.28
その後悔、まだ終わっていません(96left)

ふと、名前が浮かんだ。
でも、その人には──もう連絡できない。
──その人を「過去の人」にしたのは、いつだろう。
お墓を、ただの石だと思っていた。
もう会えない人の、終わりの場所だと。
けれど、違った。
お墓は──「ここから続く時間」を思い出させる場所だった。
新聞で、こんな川柳を見た。
「墓参りかえるはまさかおじいちゃん」
笑えなかった。……なぜか、わからなかった。
帰り道、見覚えのある姿に振り返った。
小さな背中。少し右に傾いた歩き方。
「……まさか」
錯覚かもしれない。
でも、その一瞬で、胸の奥にあったものが、ほどけた。
怖かったのか。
うれしかったのか。
泣きたかったのか。
きっと、全部だった。
そして、その人は気づくのです。
今日を生きることが、少しだけ、怖くなくなっていることに。
人は、後悔するとき、それを自分の中に閉じ込めてしまいます。
「もっとできたはずだ」
「あの時、なぜ──」
でも、その言葉は、本当は外に向かっています。
一人で抱えなくていいのです。
その後悔は、ちゃんと“届く場所”があります。
お墓とは、その言葉を、もう一度届け直せる場所です。
お墓の前で、人は──三つの時間を生きています。
「あなたがいたから、私がいる」
「それでも、今日ここに立っている」
「この先、誰かに渡っていく」
その三つが重なったとき、人は変わる。
後悔が、覚悟に変わる。
ある女性の話です。
夫を亡くして三年。子育ても終わり、仕事も定年近く。
「私は、もう誰の役にも立てない」
そう思っていたそうです。
しかしある日のお墓参りの帰り道、ふと、こう思ったといいます。
「あの人は、私がこんな顔をするのを見たかったのだろうか」
──違う、と。
あの人が見たかったのは、自分が笑っている顔だったはずだ、と。
その日から、彼女の歩き方は変わったそうです。
「私は、まだ終わっていない」
そう思えたからでしょう。
お墓は、悲しむ場所ではありません。
思い出す場所でもない。
“言い直せる場所”です。
人は、ときどきどこに向かえばいいかわからなくなることがあります。
家族が離れ、時代が変わり、自分が何者かも、見えなくなる。
そんなとき──
「帰れる場所」があるという事実が、人を前に進ませます。
射場石利石材が守っているのは、墓石ではありません。
「人が、人生の途中で立ち止まらない仕組み」です。
そして──
「言えなかった言葉が、届く場所」をつくっています。
お墓は、終わりではありません。
あの人との繋がりは、いまも続いている。
現在進行形で。
あなたが今日笑えたなら、あの人も、きっと笑っている。
あなたが今日、誰かに優しくできたなら、その優しさは、ちゃんと受け継がれている。
父へ。
孝行は、できなかった。
正直に言うと、何をしても、間に合わなかった気がしている。
でも──
このまま終わらせる気はない。
会ったことのない祖父が、そしてあなたが残してくれたものの上に、この家業を、100年先まで残す。
それが、いまの俺にできるたった一つの恩返しだ。
だから今日も、ちゃんとやる。
見ててくれ。
一之
私たちは石を売りません。
「後悔を、未来に変える場所」をつくっています。

射場石利石材
六代目当主 射場一之
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-04
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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