
2026.07.09
人生の最後に残るのは、肩書きではなく、名前。(39left)

名前。
それだけで、あなたの人生は語れるでしょうか。
今日、7月9日は森鴎外の忌日です。
森鷗外。
陸軍軍医総監。
文学博士。
帝室博物館総長。
明治という時代が与えうる、最高の肩書きを、彼はすべて手にしました。
それでも死の床で、こう言い残します。
「森林太郎トシテ死セント欲ス」
ただ一人の人間として、死にたい。
その遺志どおり、墓石には六文字だけが刻まれました。
森林太郎之墓
文豪ではない。
軍医総監でもない。
ただ、森林太郎。
それだけで、彼の人生は完成したのです。
これは、美談ではありません。
肩書きを脱ぐとは、成功を捨てることではありません。
成功よりも、自分を選ぶことです。
人は、積み上げることには夢中になります。
会社。
役職。
実績。
賞。
名誉。
それらは人生を豊かにしてくれます。
けれど、それらは人生そのものではありません。
会社を辞めた日。
役職を離れた日。
名刺をしまった日。
最後まであなたのそばに残る人は、肩書きを愛してくれた人ではありません。
あなたという人間を、好きになってくれた人です。
だから鷗外は、最後に肩書きを降ろしました。
名前だけで生き、名前だけで帰っていく人生を選んだのです。
お墓とは、何でしょう。
死者の住所ではありません。
過去を閉じ込める場所でもありません。
積み上げた人生と、いまを生きる人と、まだ生まれていない未来を、一基の石でつなぐ場所です。
残った名前は、誰かの帰る場所になります。
子どもが。
孫が。
何十年も先の子孫が。
ふと立ち寄ったとき、「ここに、自分の始まりがある。」
そう思える場所になる。
私たちは、石を売っているのではありません。
人が孤独にならない構造を、墓石という形にしている。
それが、私たちの仕事です。
肩書きは、人生を説明してくれます。
でも、人生を証明してくれるのは、名前です。
もし今日、墓石に刻む文字を、自分で決めるとしたら。
あなたは、何として死にますか。
その答えは、人生の最後に突然現れるものではありません。
今日という一日が、静かにつくっていくものです。
お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を生きる力になるもの。
そして、何十年先の誰かが、「おかえり」と帰ってこられる場所。
蝉の声に、故人の声が重なりますように……。

射場石利石材株式会社
六代目当主 射場一之
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-04
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
新着情報
アーカイブ