2018.12.17
お墓そうじのポイント
お墓参りでは、お墓がお寺の境内墓地にある場合、まずはご本尊さまにお参りします。
共同墓地などでもお地蔵さまやお釈迦さま、阿弥陀さまがお祀りされていれば、まずはその仏さまにお参りします。
次に自分の家のお墓にお参りをするわけですが、まずはおそうじです。
おそうじに費やす労力はお墓の広さによってずいぶんと違ってきます。
しかし、基本的にはそんなに難しくはありません。
まずは雑草を抜き落ち葉などを拾い、お墓をふきそうじします。
【お墓そうじの基本】
お墓のそうじはぬれタオルでのおそうじが基本です。
このふきそうじをしないと、やがて汚れがガンコな黒ズミとなってカンタンには取れなくなってしまいます。
さて、あなたは、ぞうきんで自分の顔がふけますか? そうきんでお子さんやお孫さんの顔をふけますか?
ふけませんよね。
にもかかわらず、そんなぞうきんでお墓をふく――それってどうなのでしょう?
お墓はぜひ、きれいなぬれタオルでふき掃除をしてください。
もし、鳥のフンなどがついているなら、その部分には水を充分にかけてその上からティッシュをかぶせます。しばらくそのままにしておいて、その間に他の部分をふきそうじします。その後ティッシュでこするようにとると鳥のフンはきれいに取れるはずです。
なお、お墓のふきそうじに洗剤はつける必要はありません。
ヘタに洗剤を使用すると、石にシミがつくことがあります。その理由は後ほど述べます。
【お墓参りで一番やってはいけないこととは?】
お墓参りで一番やってはいけないこと、それはお酒など水以外のものをかけることです。
石をミクロの目で見ると実は穴だらけなのです。
水をはじめとする液体は、そのミクロの穴から石の内部に染みこみます。
ですから、真水以外のものが石に沁み込むと水分だけが蒸発してそれ以外のいわゆる不純物が石の中に残ってしまいます。そして、石が変色してしまいます。
石が汚れる原因の一つは、雨水と一緒に石に沁み込んだもろもろの汚れです。
交通量の多い幹線道路に近い墓地では排気ガスが、山の中にある墓地では樹液が、線路や鉄工所が近くにある墓地では鉄粉が石に沁み込むことがあります。
クリーニング前 クリーニング後(右側のお墓にご注目ください)
ところで、水は氷ると体積が7%増えます。
真冬には石の中に染みこんだ水が氷ることもあります。
そうすると、瓶ビールや瓶入りのコーラを冷凍庫で凍らせると瓶が割れるのと同じように石が割れるのです。
また、夏には熱をもってかなり熱くなります。
お盆のころの真昼にお墓に行って石を触ってみてください。思わず手をひっこめるぐらいに熱くなっています。
そこに、「仏さんも暑いやろ」といって水を大量にかけると、石が急激に冷えます。一度や二度ならどうということもありませんが、それを何十年も続けていると、風化が早まってしまいます。
【誕生日にはお墓参りを】
さて、多くの方はお彼岸、お盆、命日などにお墓参りをされると思いますが、ぜひお墓参りをしていただきたい日があります。それはご自分の誕生日です。10代遡るとご先祖さまは2046人になります。もし、その中の一人でも欠けていたら、私たちは生まれて来られませんでした。「いのちのバトン」をつないでくださったご先祖さまへの感謝をこめて、誕生日にはぜひお墓参りをなさってください。
嘉門タツオさんが『墓参るDAY♪』という歌を歌っておられます。
ぜひ一度お聞きになってみてください。
嘉門タツオ公式【墓参るDAY♪】2018/名古屋ボトムライン
射場石利石材では、お墓のことで真剣にお悩みの方であれば、たとえ他のお店のお客さまでも親身になってご相談に応じております。お気軽にお電話ください。
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