射場石利石材株式会社

営業時間:午前8時〜午後6時 無休(年末年始休み)

0120-148-183

お問い合わせはこちら

ブログ

2018.12.16

お墓に水をかけてはいけない?

Q:お墓に水をかけるのは、「ご先祖様に冷や水を浴びせている」ことなので、してはいけないと言われましたが、そうなんでしょうか?】

 

A:そんなことはありません。が、ご注意いただきたい事はあります。

 

「お墓に水をかけるのは『ご先祖様に冷や水を浴びせている』のと同じことだからしてはいけない」という地方も確かにあるようですが、その反対に「恨みは水に流しましょう。ご恩は石に刻みましょう」と言いながらお墓にお水をかける地域もあります。また、故人は成仏(=仏になった)したんだから、水をかけるのはおかしいという方もいらっしゃる一方、お盆には「仏さんも暑いだろうから」といって、水を大量にかける風景も見受けられます。

 

日本人には古くから「禊(みそ)ぎ」という習慣があります。

神社にお参りするときには手を洗って口をゆすぎます。

そのように多くの地域では「清める」ためにお墓に水をかけられるようです。

 

お墓参りの作法は地域やその家、宗旨・宗派によって異なります。

また、お墓にまつわる「教え」も色々です。

「郷に入っては郷に従え」という格言もありますから、決して否定することなく、その地域、その家のやり方に従われるのが良いと思います。

 

そこでまず最初にお伝えしたいことは、「わるいお墓参りなどない」ということです。

時々「ついで参りはいけない」というようなことを耳にしますが、そんなことはありません。

たとえお花やお線香を持っていなかったとしてもかまいません、お墓の近くまで行ったときには、ぜひ手だけでも合わせてください。

 

さて、お墓がお寺の境内墓地にある場合、まずはご本尊さまにお参りしてください。共同墓地などでもお地蔵さまや阿弥陀さまがいらっしゃると思います。まずはその仏さまにお参りするのが作法です。次に自分の家のお墓にお参りしますが、まずはおそうじです。雑草を抜き枯葉などを拾い、お墓をふき掃除します。その時に、雑巾でお墓をふくのはやめましょう。自分の顔をふけるようなきれいなタオルを濡らしてふくのが良いでしょう。このふき掃除をしないと、やがて汚れが黒ズミとなってしまいます。

お墓参りで一番やってはいけないこと、それはお酒など水以外のものをかけることです。

液体は石に沁み込みます。水以外のものをかけると石が変色してしまいます。また、真夏には石もかなり熱くなります。時々「仏さんも暑いやろ」といってバケツごと水をかける方がいらっしゃいますが、これもやめていただきたいと思います。大量に水をかけると熱を持った石が急激に冷えます。それを何十年も続けていると、風化が早まってしまうからです。

さて、多くの方はお彼岸、お盆、命日などにお墓参りをされると思いますが、ぜひお墓参りをしていただきたい日があります。それはご自分の誕生日です。10代遡るとご先祖さまは2046人になります。もし、その中の一人でも欠けていたら、私たちは生まれて来られませんでした。「いのちのバトン」をつないでくださったご先祖さまへの感謝をこめて、誕生日にはぜひお墓参りをなさってください。

 

 

射場石利石材では、お墓のことで真剣にお悩みの方であれば、たとえ他のお店のお客さまでも親身になってご相談に応じております。お気軽にお電話ください。 

 

射場石利石材(いば いしり せきざい)

T E L.072-635-1134

営業時間.8:00 ~ 18:00(無休)

 

  • 一覧へ戻る