
2026.07.04
あなたは、お父さんの話を聞かなかった。(41left)

少し厳しいことを言います。
あなたは、お父さんの話を聞かなかった。
新聞の投書欄に、こんな一句がありました。
「父の日や戦語らぬ儘逝けり」
多くの人は、この一句を読んでこう思います。
「お父さんは、どうして戦争を話してくれなかったのだろう。」
違います。
話さなかったのは、お父さんではありません。
聞かなかったのは、私たちです。
父の日がありました。
何気ない食卓がありました。
帰省するたびに、一緒に飲む時間もあったでしょう。
それでも私たちは聞きませんでした。
忙しかったからではありません。
時間がなかったからでもありません。
本当は、怖かったのです。
父が生き抜いた現実を、自分が受け止め切れる自信がなかった。
だから、「いつか聞こう」と思った。
そして、その”いつか”は来ませんでした。
人は、話したいことよりも、聞いてほしいことを胸にしまったまま旅立つものです。
だから私は、お墓とは不思議な場所だと思うのです。
亡くなった人のためにある場所ではありません。
生きている人のためにある場所でもありません。
お墓は、まだ終わっていない対話のためにあります。
そこには父がいます。
語れなかった言葉があります。
聞けなかった私たちがいます。
そして、まだ生まれていない未来の子どもたちがいます。
過去と、今と、未来。
その三つの時間が、一つになる場所。
それがお墓です。
父の沈黙は、消えていません。
石の向こう側で、静かに待っています。
私たち射場石利石材は、墓石を売っている会社ではありません。
石を建てることが仕事だとも思っていません。
私たちが守りたいものは、「人が孤独にならない仕組み」です。
聞けなかったことは、後悔になります。
でも、その後悔を一人で抱え続ける必要はありません。
墓前に立つと、不思議なことが起こります。
一人だけの後悔だったものが、家族の記憶になり、やがて次の世代へ受け継ぐ物語へと変わっていくのです。
だから、お墓は悲しみの場所ではありません。
時間をつなぐ場所なのです。
あなたは、お父さんの話を聞けなかったかもしれません。
その事実は変えられません。
でも、未来は変えられます。
今日、子どもと話すこと。
孫に昔話をすること。
家族の歴史を残すこと。
それは、聞けなかった過去への償いではありません。
未来への贈り物です。
父が残した沈黙は、あなたが語り始めるための余白だったのかもしれません。
もうすぐ、七夕です。
短冊には、未来への願いを書きます。
けれど私は、こんな願いもあっていいと思うのです。
「もっと話を聞けばよかった。」
その願いは、今日から誰かの話を聞こうという決意に変わります。
だから願いは、未来だけではありません。
過去もまた、未来を育てます。
お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
明日を元気にしてくれるもの。
そして百年後の誰かへ、「まだ間に合う。」
そう伝え続ける場所です。
私たちは墓石を売りません。
百年後まで続く、記憶の交差点を設計しています。

射場石利石材株式会社
六代目当主 射場 一之
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-04
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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