
2026.02.21
お墓は、死者のためにあるのではない。(157left)

新聞をめくる手が止まりました。
一句が、胸を撃ち抜きました。
「霧晴や墓中の君と乾杯す」
背筋が、すっと伸びました。
この人は泣いていない。
笑っている。
墓前で、グラスを掲げている。
霧が晴れた空の下で、
「やあ、元気か」と語りかけている。
なんて、強いのだろう。
私たちは、お墓を“別れの場所”だと思い込んできました。
悲しみの象徴。
涙の場所。
終わりの印。
ですが、本当にそうでしょうか。
墓前に立つとき。
あなたは何を感じるでしょう。
そこに眠る人は、
本当に「そこ」にいるのでしょうか。
違います。
その人は、もうあなたの中にいるのです。
言葉の選び方に。
笑い方に。
困ったときの決断に。
故人は、墓石の中ではなく、
あなたの生き方の中に息づいている。
だから乾杯できる。
だから「君」と呼べる。
死者は、過去ではない。
今日の中にいる。
お墓とは、
その事実を思い出す装置なのです。
私たち射場石利石材が守ってきたもの。
それは石ではありません。
“安心”です。
“つながり”です。
墓石を建てるとき、私たちは問います。
この場所で、どんな会話が生まれるだろうか。
どんな報告が交わされるだろうか。
どんな誇りが芽生えるだろうか。
先日、ある方が言いいました。
「父の墓前で、息子が就職の報告をしたんです」
そのとき――
父は、きっと笑っていた。
お墓は、悲しみの固定ではありません。
未来への通過点です。
ここで人は、覚悟を決める。
「よし、今日もやるか」
と。
墓前で手を合わせたあと、
なぜか足取りが軽くなる。
あれは、霊的な現象ではありません。
“自分が決めた”のです。
その人の分まで、生きると。
お墓は、死者のためではありません。
生きている私たちが、
明日を笑うためにあるのです。
いつかあなたが墓前で乾杯できる日。
そのとき、あなたはきっと、
笑っている。
霧は晴れている。
そして気づくのだ。
「ずっと、一人じゃなかった」と。
お墓とは、
未来への贈り物です。

射場石利石材
六代目当主 射場一之
私たちは石を売りません。
100年後の笑顔を設計しています。
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
新着情報
アーカイブ