
2026.02.08
お墓は、亡くなった人のためにあるんじゃない――雪に包まれた墓石が、父の背中に見えた朝(170left)

お墓は、亡くなった人のためにある。
ずっと、あなたがそう思っていたとしたら、
今日、その考えが、静かに崩れるかもしれません。
今朝、新聞である俳句を目にしました。
「亡き父の 背中のごとし 雪の墓」
雪に覆われた墓石が、
まるで父の背中に見えた——。
その瞬間、作者は思ったのです。
「お墓って、亡くなった人のためにあるんじゃないんだ」と。
お墓の前に立つとき、
私たちは誰と対話しているのでしょう。
父ですか?
母ですか?
それとも、もっと遠い、
名前も知らないご先祖さまですか?
いいえ、違います。
私たちは、自分自身と対話しているのです。
「これでよかったのか」
「ちゃんと生きているか」
「あの人は、今の私を見て何と言うだろうか」
お墓は、何も答えません。
ただ、逃げずに、そこに立ち続けている。
だからこそ、
私たちは、自分の答えから逃げられなくなるのです。
でも、その沈黙の中で、
私たちは答えを受け取っている。
無言の背中が、教えてくれるのです。
父の背中。
何かを教えられた記憶は、ほとんどありません。
それでも、
「こうやって生きるんだ」という答えだけは、
なぜか、体に残っている。
お墓の前に立つとき、
私はあの背中を思い出します。
雪に埋もれても、
風に晒されても、
そこに立ち続ける墓石。
それは、父の背中そのもの。
私たちに「どう生きるか」を問いかけながら、
同時にその答えを静かに教えてくれるのです。
お墓は、
過去を悼む場所ではありません。
今日を生きる力を、
静かに受け取る場所なのです。
気づけば私たちは、
「石」ではなく、
人が立ち直る“場所”を預かっている仕事をしていました。
あるお客様が、
亡くなったお祖父さまのためにお墓を建てられました。
その方は、
こう言ってくださいました。
「このお墓には、
おじいちゃんが生きた証が詰まっています。
ここに来ると、
おじいちゃんがいつも見守ってくれていると思えて、
何度でも立ち直れる気がするんです」
その言葉を聞いたとき、
私は確信しました。
墓石とは、
生きている人の背中を押すものなのだと。
「ここに、あなたのルーツがある」
「ここに、あなたを見守る存在がいる」
「だから、今日も胸を張って生きていい」
そう語りかける、静かな灯台なのだと。
私たちが本当に届けたいのは、
墓石ではありません。
安心です。
つながりです。
明日を生きるエネルギーです。
ご先祖さまが、
そこに確かに「いる」。
その感覚が、
今日という一日を、
少しだけ違うものに変えてくれる。
失敗しても、迷っても、
「あの人たちが見守ってくれている」
という安心が、
背中を押してくれる。
それは、
宗教でも、義務でもありません。
ただ、
人が人として生きていくために、
必要な「居場所」のひとつなのです。
射場石利石材は、そんな「居場所」を、
未来へ手渡し続ける存在でありたいと願っています。
次にお墓を訪れるとき、
ぜひ立ち止まってみてください。
雪に覆われていても、
雨に打たれていても、
そこに立ち続ける墓石を、
じっと見つめてみてください。
きっと、
あなたにも聞こえるはずです。
無言の背中が、語りかけてくる声が。
「よくやってるな」
「もう少しだ」
「大丈夫、お前ならできる」
その声は、
亡くなった誰かの声ではありません。
あなた自身が、
本当に聞きたかった言葉なのです。
お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を元気にしてくれるもの。
いってらっしゃい。
今日を生きる背中は、
きっと、いつか誰かの支えになります。

射場石利石材
六代目当主 射場一之
電話でも、メールでも、LINEでも。
あなたが、いちばん心を落ち着けられる方法で、声をかけてください。
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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