2025.09.16
老いと向き合う場所——お墓参りが教えてくれる命の記憶と心の豊かさ(305 left)
このブログは、
「お墓参りという習慣の根差した暮らしの豊かさ」
「お墓参りという習慣がないとどんな損をするか」
を、お伝えしたくてお届けしています。
昨日は敬老の日でしたね。
中学校時代、こわもてだった先生の丸まった背中を見つめながら、ふと「老い」について考えました。
それは、誰にでも訪れるもの。
静かに、しかし確実に。
けれど若いうちは、「老い」について真剣に考えようとしません。
それは、愉快ではないから。
人間には、愉快でないことを忘れるという、都合のいい能力が備わっているそうです。
でも、忘れてしまっていいのでしょうか。
「老い」は、あのスターにも、親にも、そしていつか自分にも訪れる。
だからこそ、私たちは「老い」と向き合う場所を持っていなければならない。
その場所こそが、「お墓」なのです。
お墓参りという習慣は、単なる儀式ではありません。
それは、命の記憶に触れる時間。
それは、感謝の心を取り戻す時間。
それは、今の自分を見つめ直す時間。
お墓の前に立つと、静かに語りかけてくる声があります。
「おまえは、ちゃんと生きているかい?」
「誰かを大切にできているかい?」
その問いかけは、誰よりも自分自身の心に響きます。
お墓参りをする人は、暮らしの中に“節”を持っています。
季節の移ろいを感じ、家族の絆を確かめ、地域とのつながりを思い出す。
それは、豊かさの根っこです。
忙しさに流されがちな現代の暮らしの中で、お墓参りは「立ち止まる力」を与えてくれるのです。
一方で、お墓参りという習慣がないと、何が失われるのでしょうか。
それは、命の記憶です。
それは、感謝の心です。
それは、自分の人生を俯瞰する視点です。
人は、過去を忘れると、未来を見失います。
誰かの命の上に今の自分があるという実感がなければ、日々の選択は、どこか空虚なものになってしまう。
お墓参りをしないことで失われるのは、“自分の人生の物語”そのものなのかもしれません。
でも、逆に言えば──お墓参りを続けることで、得られる未来もあります。
たとえば、家族との会話が自然と増える。
たとえば、自分のルーツを知ることで、力が湧いてきて迷いが減る。
たとえば、命の記憶に触れることで、今日の自分が少しだけ優しくなれる。
明日の自分が、少しだけ強くなれる。
さあ、まもなく秋のお彼岸です。
次の週末。ほんの10分でも構いません。
お墓参りを計画してみませんか。
花と線香を手に、掃除道具を持って、家族と一緒に。
お墓の前で感じたことを、紙に書き出してみるのもおすすめです。
それは、あなた自身の心と向き合う時間になります。
お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を元気にしてくれるもの。
行ってらっしゃい。
あなたの歩く道に、やさしい光がそっと差し込みますように……。
射場石利石材株式会社
六代目当主 射場一之
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【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
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