射場石利石材株式会社

営業時間:午前8時〜午後6時 無休(年末年始休み)

0120-148-183

お問い合わせはこちら

ブログ

2025.09.14

鈴虫が伝えた命の記憶—お墓参りで得られる“見えない豊かさ”(307 left)

 

このブログは、
「お墓参りという習慣の根差した暮らしの豊かさ」
「お墓参りという習慣がないとどんな損をするか」
を、お伝えしたくてお届けしています。

 

 

今朝(R7,9,14)の朝日新聞に、「墓で亡き夫感じ」という76歳の方の投書がありました。

 

8月初めに夫が眠る墓の草取りをしていた時、鈴虫の鳴き声が聞こえて、その鳴き声が夫の声に聞こえて、夫が「そばにいるよ」と呼びかけてくれている気がして胸が暖かくなりました――という内容でした。

 

この投書に、私は静かに震えました。

 

お墓とは、亡き人と再び“つながる場所”なのだと。

 

そしてそのつながりは、私たちの暮らしに、目には見えない豊かさをもたらしてくれるのです。

 

お墓参りという習慣は、単なる儀礼ではありません。

それは、命の記憶をたどる旅であり、感謝の心を育てる時間。

忙しさに追われる日々の中で、ふと立ち止まり、静かに手を合わせることで、私たちは「今ここに生きていること」の意味を深く感じることができます。

 

でも、ここで一つ問いかけたいのです。

あなたは、最後にお墓参りをしたのはいつですか?
そして、その時、どんな気持ちになりましたか?

 

お恥ずかしいことですが、私は以前、お墓参りを「年中行事のひとつ」としてしか捉えていませんでした。

けれど、ある夏の日、墓前で手を合わせた瞬間、風の音が、蝉の声が、祖母の笑い声のように聞こえたのです。

その時、私は初めて「お墓参りは、亡き人と心を通わせる時間」なのだと気づきました。

それ以来、墓前に立つたびに、心が整い、明日への力が湧いてくるようになりました。

 

一方で、お墓参りという習慣がない暮らしには、何が失われているのでしょうか。

それは、「命の記憶を手放してしまうこと」かもしれません。

亡き人の存在が遠ざかることで、感謝や敬意の感覚も薄れていく。

そして、自分自身の“根っこ”がどこにあるのか、見失ってしまうこともあるでしょう。

 

でも、安心してください。

お墓参りは、特別な準備がなくても、誰にでもできる行動です。
ここで、すぐに始められる「お墓参りの準備リスト」をご紹介します。

 


お墓参りの準備リスト

□ お花(買ったものでなくても、庭に咲く一輪の花でOK)

□  お線香(100円ショップでも購入可能)

□ 水を入れたペットボトル(墓地に設置された水道の水に鉄分の多いと墓石が茶色くなります)

□ タオルやスポンジ(墓石の掃除用)

□ 軍手(草取りや掃除に便利)

気持ちを整える時間(ほんの5分でも、心が変わります)


 

そして、こんな未来を想像してみてください。

家族でお墓参りに行った帰り道、久しぶりに会話が弾んだ。

子どもが「おじいちゃんってどんな人だったの?」と聞いてきた。

 

その瞬間、命の記憶が次の世代へと受け継がれていく。

そんな時間こそが、暮らしの豊かさなのです。

手を合わせるだけでも、心に安らぎが生まれます。

忙しい日々の中で、ふと立ち止まれる時間がどれだけ大切か——

それを思い出させてくれるのが、お墓参りという習慣なのです。

 

次の週末から秋のお彼岸です(9月20日~26日)。

ぜひ、お墓へ足を運んでみてください。

草を抜き、花を手向け、手を合わせる——その一連の動作の中に、あなたの暮らしを支える“見えない力”が宿っています。

 

お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を元気にしてくれるもの。

行ってらっしゃい。
あなたの歩む道に、静かな祝福がそっと降り注ぎますように……。

 

射場石利石材株式会社
六代目当主 射場一之

 

 

電話・メール・LINE、あなたにとって一番ストレスのない方法でご相談ください。
もちろん、来店でのご相談も承っています。

 

【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ

 

【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872

 

  • 一覧へ戻る