2025.09.11
「AIでは埋められない心のすき間 —— お墓参りがつなぐいのちの共感」(310X left)
このブログは、
「お墓参りという習慣の根差した暮らしの豊かさ」
「お墓参りという習慣がないとどんな損をするか」
を、お伝えしたくてお届けしています。
昨日(R7,9,10)の朝日新聞に
「共感」するAI 相談続けた16歳の死
という記事がありました。
彼が求めていたのは、正解ではなく、“共感”だったのだと思います。
誰かに、自分の存在を受け止めてほしかった。
その叫びが届かないまま、静かに消えてしまった命に、私は言葉を失いました。
このニュースを読んだとき、私の心に浮かんだのは「お墓参り」のことでした。
それは、亡き人に会いに行く行為であると同時に、自分自身の心に触れる時間でもあります。
静かな墓前で手を合わせるとき、私たちは誰かに見守られている感覚を得ます。
それは、AIでは埋められない“命の共感”です。
お墓参りという習慣が根差した暮らしには、目に見えない豊かさがあります。
たとえば、季節の風を感じながら墓地へ向かう道すがら、咲いている花に気づくこと。
家族と並んで歩きながら、昔話に花が咲くこと。
墓前で手を合わせるとき、亡き人の声が心に響くこと。
それは、日々の忙しさに埋もれてしまいがちな「感謝」や「つながり」を、そっと掘り起こしてくれる時間です。
私自身、ある夏の日に祖父の墓前で手を合わせたとき、涙が止まりませんでした。
父方の祖父は両親が結婚する前に亡くなっているので、私は写真でしか祖父を知りません。
ですが、何も言わずに見守ってくれている祖父の存在が、心の奥底から湧いてきたのです。
その日から、私は「姿なき応援団」の存在を感じるようになりました。
それは、人生の指針を取り戻す瞬間でした。
一方で、お墓参りという習慣がない暮らしには、何が失われているのでしょうか。
それは、自分の“根っこ”を見失う危うさです。
誰かに見守られている感覚がないと、孤独や不安に押しつぶされてしまいます。
自分のルーツを知る機会を失えば、人生の方向を見失うことにもつながります。
お墓参りは、その“命の記憶”を呼び起こす装置なのです。
では、どうすればこの習慣を暮らしに根付かせることができるのでしょうか。
まずは、月に一度、家族で予定を立ててみてください。
「○月○日はお墓参りの日」と決めるだけで、心の準備ができます。
そして、墓前で手を合わせた後は、近くのお店で食事をしながら家族と語らう時間を持ってみてください。
それだけで、家族の会話が増え、心の距離が縮まります。
お墓参りは、亡き人との対話だけでなく、生きている人との絆を深める時間でもあるのです。
「いい話だったな」で終わらせないでください。
今、スマホのカレンダーを開いて、予定を入れてみてください。
「お墓参り」という予定が、あなたの人生を支える力になります。
それは、誰かの命を思い出すことで、自分の命を大切にする行為だからです。
お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を元気にしてくれるもの。
行ってらっしゃい……
あなたの歩みに、ご先祖さまのまなざしがそっと寄り添いますように。
射場石利石材株式会社
六代目当主 射場一之
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