
2026.08.02
花は忘れる。だから人は、お墓をつくった。シリーズ「お墓は、命のバトン」(15left)

紫陽花は、覚えていません。
そして、正直に言えば……
あなたも、いつか忘れます。
だから、人は、お墓をつくりました。
新聞の歌壇で、一首の短歌に目が留まりました。
紫陽花のまえに母逝き紫陽花のあとに父逝く 花はただ咲く
母は、紫陽花が咲く前に逝った。
父は、紫陽花が咲き終えたあとに逝った。
その間も、花は、ただ咲いていた。
二人の人生を挟んでも、紫陽花は何事もなかったように色づき、そして散っていった。
来年も、紫陽花は咲きます。
そのとき、誰を見送り、誰を抱きしめ、誰を失ったのか。
花は知りません。
知ろうともしません。
秋になれば葉を落とし、春になれば、また芽吹く。
自然とは、そういうものです。
忘れるからこそ、毎年、美しく咲けるのでしょう。
でも、人は違います。
人は忘れるからこそ、忘れないための場所をつくりました。
それがお墓です。
石が記憶しているのではありません。
私たちが、忘れないと決めた証。
それが、お墓なのです。
人は、二度死ぬ。
そう言われます。
一度目は、命が終わる日。
二度目は、その人を思い出す人がいなくなる日。
だから私たちは、思い出す場所を残します。
名前を刻み、手を合わせ、「ありがとう」「頑張っているよ」そんな言葉を交わします。
亡くなった人に語りかけているようで、本当は、未来の自分に語りかけているのです。
紫陽花が咲くたびに、思い出してください。
それは義務ではありません。
思い出す場所があるから、悲しみは感謝へ変わる。
後悔は、今日を生きる力へ変わる。
石の前に立つ数分間が、人生の向きを、ほんの少しだけ整えてくれることがあります。
来年も、紫陽花は咲くでしょう。
何も知らずに。
何も覚えていないまま。
でも、あなたは違います。
今年、誰を思い出したかで、来年のあなたは、
少しだけ優しくなっている。
少しだけ強くなっている。
少しだけ、誰かを大切にできる人になっている。
命とは、身体の中で終わるものではありません。
思い出し、語り継ぎ、その人の生き方を受け取った誰かの中で、静かに咲き続けるものです。
お墓とは、昨日を思い出す場所ではありません。
明日、どう生きるかを決める場所です。
命は、誰かの身体では終わらない。
誰かの生き方の中で、受け継がれていく。
お墓は、命のバトン。
命のバトンを未来へつなぐ伴走者
射場石利石材株式会社
六代目当主 射場一之
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-04
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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