射場石利石材株式会社

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2026.03.05

心の空洞は、なぜ埋まらないのか。1300年前の一首が教えてくれたこと(144left)

 

「そのうち行こう」と言いながら、

 

あなたは何年、通り過ぎましたか。

 

忙しかった。

遠かった。

子どもが小さかった。

 

理由は、いくらでもあった。

 

でも——

本当は、違う。

 

向き合うのが、怖かったのではないですか。

 

心のどこかが、ずっと空白のまま。

理由のわからない虚しさ。

ふと浮かぶ問い。

 

「自分は、何のために生きているのか」

 

その答えに、触れずにきただけかもしれない。

 

失っているのは、時間ではありません。

“生きる根”です。

 

 

1300年以上前。

ある歌人が、愛する人を失いました。

 

玉梓(たまずさ)の 妹(いも)は珠(たま)かも

あしひきの 清き山辺(やまへ)に 蒔けば散りぬる

 

古今集にある歌です。

 

あなたは珠だったのか——。

 

なぜ、石ではなく「珠」なのでしょうか。

 

珠は、光を宿します。

手のひらに包めば、ぬくもりを返します。

土に還っても、消えません。

ただ、形を変えるだけです。

 

古代の人にとって、お墓は終わりではありませんでした。

 

還る場所。

つながる場所。

命を、未来へ受け渡す装置でした。

 

亡き人は「過去」ではありません。

山の向こうから、今も背中を押してくれている。

 

そういう世界観で、日本人は千年以上、生きてきました。

 

もし、お墓をただの石の塊だと思うなら——

それは、あまりに浅い。

 

お墓は、

過去と現在と未来を貫く“軸”です。

 

そこに立つとき、人は思い出します。

 

自分は、独りではなかったと。

誰かの祈りの延長線上にいるのだと。

 

その実感が、

今日を生きる力に変わる。

 

射場石利石材が、石と向き合い続ける理由。

 

石は嘘をつきません。

 

雨が降っても。

風が吹いても。

何十年経っても。

 

刻まれた名を、守り続ける。

 

その不動の誠実さの中に、

ひとつの誓いがある。

 

「大切な人を、ここで預かります」

 

言葉にしない誓いです。

 

墓前に立つと、人は変わります。

 

ある年の春。

一人の父親が、黙って立っていました。

 

家族より少し後ろ。

腕を組み、何も言いません。

 

仕事ばかりで、父の葬儀にも涙を見せなかった人だと、奥さまは小さく教えてくださいました。

 

線香の煙が、風に揺れた。

 

誰も、何も話さない。

 

子どもが、小さな声で聞いた。

 

「ひいおじいちゃんって、どんな人だったの?」

 

——その瞬間でした。

 

父親の喉が、ひとつ鳴った。

 

長い、長い沈黙。

 

そして、絞り出すように言った。

 

「……怖い人だった。でも、父さんが失敗したとき、最後は必ず味方だった」

 

それだけ言って、また黙ってしまいました。

 

ですが、その背中はもう、来たときとは違っていた。

 

家族の視線が、変わっていました。

 

その日、何かが受け渡されたのです。

 

言葉ではありません。

説明でもありません。

 

“軸”です。

 

これが、お墓の力です。

 

石が語るのではありません。

沈黙が、語らせるのです。

 

その沈黙の中で、

人は、自分がどこから来たのかを思い出します。

 

そして、どこへ行くのかを決めるのです。

 

射場石利石材

六代目当主 射場一之

 

私たちは石を売りません。

100年後の家族の背骨を、設計しています。

 

 

 

【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj

 

【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872

 

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