射場石利石材株式会社

営業時間:午前8時〜午後6時 無休(年末年始休み)

0120-148-183

お問い合わせはこちら

ブログ

2026.02.11

建てない自由と、残らない不在(167left)

 

お墓は、死者のためじゃない

──あなたは、どんな「シンボル」を持ちますか

 

人は皆、
何かしらの「シンボル」になって、この世界を去っていきます。

 

肩書きか。
実績か。
一枚の写真か。
それとも、名前さえ残らない記憶か。

 

散骨や合葬を選ぶ人は、自由を選んでいます。
自然に還る。
縛りを残さない。
とても、理にかなった美しい選択です。

 

ただ——
そのとき、少しだけ立ち止まって考えてみてほしいのです。

 

あなたは、何として思い出されたいでしょうか。

 

風か。
海か。
空か。

 

それとも、
誰かが迷ったときに立ち戻れる「場所」か。

 

この問いは、
死に方の話ではありません。
生き方の話です

 

 

あなたが最後にお墓参りをしたのは、いつでしょう。
数日前でしょうか。
それとも、もう何年も前でしょうか。

 

「行かなきゃ」と思いながら、
季節だけが巡っていく。
カレンダーには予定を入れた。
でも当日になると、仕事が入る。
家族の用事がある。
正直、疲れている。

 

……そして、行かない。

 

それでいい。
あなたは、ちゃんと生きています。

 

ただ、一つだけ聞かせてください。

 

あなたは今、誰のために生きていますか。

 

この問いに、即答できる人は少ないでしょう。
家族のためと言いながら、自分のため。
自分のためと言いながら、誰のためでもない。

 

私たちは、
そんな曖昧さを抱えたまま、
今日を必死に生きています。

 

石は、なぜ何も言わずに人を支えられるのか

朝日新聞の天声人語に、こんな一節がありました。

 

石に霊性を感じ、
亡き人の面影を石に託すのも、
ごく自然な営みなのだろう。

 

散骨や樹木葬が注目される今、
「お墓は時代遅れだ」と言われることもあります。

けれど、石には
他のどんな形にもない性質があります。

 

石は、待つ
風に溶けない。
朽ちない。
主張しない。

何百年でも、何千年でも、
そこに立ち続ける。

 

それは、
「どんなに忙しくても」
「どんなに遠回りしても」
ここで待っている
という、無言の約束です。

 

射場石利石材が守ってきたのは、
墓石そのものではありません。

 

それは、
誰かに見守られているという確信であり、
いつか自分が見守る側に立つという覚悟です

 

お墓は、死者のためにあるのではありません。
生きている人が、
「自分は一人じゃない」と思い出すためにあるのです。

 

 

建てない、という優しさ

散骨や合葬を選ぶ人は、優しい。

子どもに迷惑をかけたくない。
管理や費用の負担を残したくない。
縛られる存在になりたくない。

その気持ちは、正しい。

 

ただ——
一つだけ、想像してみてほしいと思います。

 

あなたがいなくなった後、
人生に迷った誰かが、
「どこにも立ち寄れない」夜を迎えたとしたら。

 

風に還ったあなたは、
もう、待ってはくれない。
合葬されたあなたは、
特定の場所には、もういない。

 

それは自由です。
同時に、不在でもあります。

 

石は、自由を奪いません。
ただ、そこにいます。

 

評価もしない。
答えも出さない。

 

それでも、
「戻ってきていい」とだけ伝える。

 

石の前で、人は何を受け取るのか

ある男性がいました。
十年ぶりに、父の墓を訪れた。

仕事では何度もつまずき、
家族との間には深い溝ができた。
子どもの運動会にも行けず、
妻の誕生日も忘れた。

 

気づけば、
自分が何のために生きているのか、
わからなくなっていた。

 

ある日、引き出しの奥から
一枚の写真が出てきた。
父と並んで写る、墓参りの写真だった。

 

墓石の前に立ったとき、
彼は何も言えなかった。

 

ただ、石に触れた。

 

冷たかった。
でも、確かに「そこにあった」。

 

「……ああ、親父は、ここにいるんだ」

 

その瞬間、涙が出た。

 

 

帰り道、
その方はこう思ったそうです。

 

「……明日、もう一回やってみよう」

 

石は、何も言いません。
だが、立ち続けることで、
生きている人に力を渡します

 

それが、石の仕事です。

 

あなたは、どんなシンボルを持つのか

建てるか、建てないか。
残すか、手放すか。

 

正解はありません。

 

ただ一つだけ、
この問いだけは残しておきたいと思います。

 

あなたは、
どんなシンボルとして
この世界に在りたいですか。

 

風として、
それとも、
誰かが立ち止まれる場所として。

 

答えは、急がなくて大丈夫。
でも、この問いを持った人は、
生き方そのものが、少しずつ変わり始めます。

 

静かに。
確実に。

 

 

 

お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
明日を、もう一度歩く力をくれるもの。

 

立春を過ぎ、
まだ冷たい風が吹く季節ですが、
あなたと、あなたの大切な人の心に、
静かな春が訪れますように。

 

 

射場石利石材
六代目当主 射場一之

 

 

電話でも、メールでも、LINEでも。
あなたが、いちばん心を落ち着けられる方法で、声をかけてください。

 

 

【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj

 

【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872

 

  • 一覧へ戻る