
2026.02.05
泣き続けることは、愛じゃない。(172left)

あなたは、お墓の前で、謝っていませんか。
「ごめんなさい」
「まだ立ち直れていません」
「私ばかり、笑っていいのでしょうか」
そんな言葉を、冬の冷たい石に向かって、そっと置いていませんか。
もし、ひとつでも思い当たるなら──
今日、この文章を読んだことを、忘れないでください。
あなたが謝り続けている限り、
お墓は「過去を悼む場所」のままだからです。
そして、亡くなった人は、
あなたに謝ってほしくて、そこにいるわけではありません。
ある小説に、こんな場面があります。
幼い頃に父を亡くした女性が、
大人になってから、父の言葉を受け取る場面です。
「この世で生きる人たちには分からない感覚かもしれないけれど、
次の世界に行ってしまった者たちは、
“家族が幸せであること”が、何より嬉しいんだよ。
お父さんは、ママが新しいお父さんと幸せになって、
心から喜べているんだ」
フィクションです。
でも、この言葉が胸に刺さるのはなぜでしょうか。
それは、私たちが無意識に信じている
“ある前提”を、静かに、しかし決定的に、ひっくり返すからです。
その前提とは──
「遺された者は、悲しみ続けることで、
故人への愛を証明しなければならない」
誰も教えてくれなかった、
でも、多くの人が縛られている“呪い”です。
お墓参りに来る人の多くは、
実は、深い葛藤を抱えています。
新しい恋人ができたこと。
子どもが、無邪気に笑っていること。
仕事が、順調に進んでいること。
そのひとつひとつに、
理由のない罪悪感が、忍び寄る。
「私だけが幸せになっていいのか」
「あの人を置いていくような気がする」
「笑っている自分が、許せない」
でも、少しだけ、立場を入れ替えてみてください。
もし、あなたが先に逝く側だったら。
遺された家族に、何を望みますか。
泣み続けてほしいですか。
罪悪感に縛られてほしいですか。
笑うことを、やめてほしいですか。
……違うはずです。
あなたなら、こう願うでしょう。
「どうか、笑って生きてほしい」と。
お墓は、死者のためにあるのではありません。
生きている人が、今日を生きる力を受け取るためにあります。
私たち射場石利石材が、
石を刻み、お墓を守り続けているのは、
「過去」を保存するためではありません。
「未来」を、手渡すためです。
お墓の前に立ったとき、
あなたが感じるべきものは、
「申し訳なさ」でも、「感謝」でもありません。
それは──
覚悟です。
「私は、あなたの分まで、ちゃんと生きる」
「私が笑うことが、あなたへの一番の供養だ」
「罪悪感を手放して、前を向く」
そんな、静かな覚悟。
そして、その覚悟は、
誰かに許してもらうものではありません。
あなた自身が、自分に与えるものです。
お墓という場所は、そのための“装置”です。
亡き人と、今のあなたと、
まだ見ぬ未来が、交わる場所。
だから私たちは、お墓を
「安心の代名詞」と呼んでいます。
それは、石の強さの話ではありません。
「ここに来れば、自分を許せる」
その、心の安全地帯のことです。
射場石利石材がつくっているのは、
墓石でも、形式でもありません。
私たちがつくっているのは、
「あなたが、罪悪感なく笑える場所」です。
お墓の前で、泣くのをやめた日。
あなたの、本当の人生が始まります。
亡き人は、
あなたが謝るのを待っているのではありません。
笑顔で帰っていく、
あなたの背中を、見送りたいのです。
もし、今日この文章を読んだなら。
ひとつだけ、約束してください。
次にお墓に行くとき、謝らないこと。
代わりに、心の中で、こう言ってください。
「今日は、いい顔で来ました」
「ちゃんと、生きています」
「だから、安心してください」
それだけでいい。
そして、その日の夜。
眠る前に、紙でもスマホでも構いません。
この一文を、静かに書いてみてください。
「私は、あなたの分まで、こう生きる。」
立派じゃなくていい。
途中で消してもいい。
でも、この一文を書いた瞬間から、
あなたはもう「過去に縛られる人」ではありません。
一緒に、未来へ進む人です。
お墓は、完成した瞬間から、
少しずつ役割を変えていきます。
最初は、悲しみを受け止める場所。
やがて、決意を思い出す場所。
そしていつか、
「今日も大丈夫だった」と、
自分に言える場所になります。
石は、その変化を、何も言わずに見守り続けます。
だから──
今日、ひとつだけ、笑ってください。
それが、
いちばん静かで、
いちばん確かな、供養です。
お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を元気にしてくれるもの。
いってらっしゃい。
立春を過ぎ、
まだ冷たい風が吹く、二月の朝。
あなたの心に、
小さな春が、訪れますように。

射場石利石材
六代目当主 射場一之
電話でも、メールでも、LINEでも。
あなたが、いちばん心を落ち着けられる方法で、声をかけてください。
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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