
2026.01.24
お墓という、人生の再起動装置(183left)

一句の俳句が、胸に刺さりました。
割り箸に
お餅を刺して
地蔵尊
初地蔵。一月二十四日。
割り箸に餅を刺し、お地蔵さまに供える。
なぜ、この一句が、こんなにも残ったのか。
それは――
この光景が、「不器用な愛のかたち」だったからです。
高価な供物はありません。
立派な器もありません。
ただ、手元にあった割り箸に、餅を刺す。
それでも、差し出す。
それでも、手を合わせる。
……その姿を見たとき、気づいてしまいました。
これは、「亡くなった人のため」だけの行為じゃない、と。
世の中には、こう考える人がいます。
「お墓参りは義務だ」
「行かなきゃいけない」
「ご先祖さまに申し訳ない」
後ろめたさを抱えながら、年に一度、足を運ぶ。
でも――
本当に、そうでしょうか。
お墓参りは、義務ではありません。
それは、今日を生きる力を取り戻す場所です。
少し前のこと。
亡くなったお母様のお墓を建てに来られた方がいらっしゃいました。
その方は、こうおっしゃいました。
「母がいなくなってから、兄弟がバラバラになってしまって。
忙しさを理由に、連絡もしなくなって……
でも、このお墓があれば、また集まれる気がするんです。
母が、もう一度、みんなを呼んでくれる気がして」
その言葉を聞いたとき、はっきりわかりました。
お墓は、単なる石じゃない。
人と人を、つなぎ直す“装置”だ、と。
お墓の前に立つとき、
私たちは、何を感じているのでしょう。
会いたかった。
ありがとう。
ごめんね。
そして、その奥に――
必ず、こんな声があります。
「私は、まだ、生きている」
お墓は、過去を悼む場所ではありません。
これから、どう生きるかを問われる場所です。
過去から、今へ。
今から、未来へ。
その真ん中に、黙って立つ石。
それがお墓です。
射場石利石材が、三百二十年以上守ってきたもの。
それは、石ではありません。
家族が戻れる場所。
未来に引き渡せる安心。
「ここに来れば大丈夫」という、静かな確信。
石は、何百年も残ります。
だからこそ、私たちは問い続けてきました。
――このお墓は、
ご家族の心の支えになっているだろうか。
その問いに、逃げない。
それが、私たちの覚悟です。
もし最近、お墓参りに行けていないなら。
義務感はいりません。
ただ、立ってみてください。
そのお墓の前に。
きっと、気づくはずです。
「ああ、私は一人じゃなかった」と。
初地蔵の朝。
割り箸に餅を刺し、手を合わせた誰か。
その人は、たぶん、こう思ったのでしょう。
「よし。今日も、生きよう」
お墓も、同じです。
お墓の前で、
私たちは過去を悼みながら、
未来へ向かう覚悟を受け取っています。
お墓とは、
今日を生きるための場所。
いってらっしゃい。

射場石利石材
六代目当主 射場一之
電話でも、メールでも、LINEでも。
あなたが、いちばん心を落ち着けられる方法で、声をかけてください。
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
新着情報
アーカイブ