
2026.01.22
お墓参りは「報告」ではなく「受信」だ(185left)

年末の片づけ。
段ボールの蓋を開けた、その瞬間。
時間が、止まった。
母の筆跡。
「元気にしてる?」
たった六文字。
それなのに、一画一画が、生きている。
まるで母が、目の前で微笑んでいるようで──
気づけば、涙が落ちていた。
あなたは、
亡くなった人からの手紙を、捨てられますか。
新聞に、こんな投稿がありました。
77歳の女性。
書初めの箱を開けると、母の毛筆の便りが出てきた。
「これは、宝物です」
今でも、私を元気づけてくれるのだと。
なぜ、
死んだ人の字は、こんなにも強いのか。
答えは、シンプルです。
生きている人の字には、明日がある。
訂正も、言い訳も、追伸も書ける。
でも、
死んだ人の字は、もう増えない。
そこで止まり、永遠に、あなたを見つめ続ける。
だから、逃げられない。
だから、捨てられない。
だから今日も、あなたを叱ってくる。
お墓参りをした人は、よく言います。
「ご先祖さまに、報告に行ってきた」と。
でも、本当にそうでしょうか。
私には、逆に見えます。
報告しに行っているのではない。
受け取りに行っているのです。
母の達筆を見て、娘は思い出す。
「あなたなら、大丈夫」
父の背中を思い出して、息子は立ち上がる。
「お前なら、できる」
祖父の沈黙が、孫に語りかける。
「辛くても、前を向け」
お墓とは、
過去を悼む場所ではありません。
今日を生きる力を、受け取る場所です。
お墓の前に立つだけで、確かに生まれるものがある。
言葉にならない対話が、そこにはあります。
射場石利石材が、お墓をつくるとき。
私たちは、名前だけを刻んでいるのではありません。
まだ生まれていない誰かが、
まだ来ていない正月に、
まだ知らない涙を流すための──
その準備をしています。
10年後、誰かが泣くかもしれない。
20年後、誰かが決意するかもしれない。
50年後、その墓石が、人生を支えるかもしれない。
私たちが守りたいのは、墓石ではありません。
家族の記憶と、絆です。
誰かが涙し、
そして、立ち上がる。
その未来を、
私たちは一画一画、石に刻んでいます。
それが、射場石利石材の覚悟です。
「家族の絆」という言葉を、
私たちは簡単に使います。
でも、絆とは何か。
会話ではない。
LINEの既読でもない。
年に一度の帰省でもない。
絆とは、
声のしない対話が、続いていることです。
母の字を見る。
墓石の前に立つ。
手を合わせる。
その瞬間、
あなたは確かに、誰かと話している。
安心とは、
「大丈夫だよ」と言われることではない。
「見ているよ」と感じられることなのです。
箱の中の書初め。
母からの毛筆の便り。
それを宝物にしたのは、母ではありません。
捨てずに持ち続けた、娘の覚悟です。
お墓も、同じ。
墓石があるから、先祖がいるのではない。
あなたが行くから、先祖が生きている。
最後に、一つだけ。
次の週末、
もし時間があれば──
お墓参りに、行ってみてください。
難しいことは、いりません。
手を合わせ、静かに目を閉じるだけでいい。
きっと、受け取るものがある。
言葉にならない何かが、
あなたの中に、生まれるはずです。
お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を元気にするもの。
いってらっしゃい。
冷たい冬の空気が、
少しずつ、春の匂いに変わるこの季節。
あなたの大切な人との記憶が、
今日も、あなたを支え続けますように……。

射場石利石材
六代目当主 射場一之
電話でも、メールでも、LINEでも。
あなたが、いちばん心を落ち着けられる方法で、声をかけてください。
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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