
2026.01.15
三つのライターが語る、手放せなかった愛のかたち(192left)

お墓参りが「義務」に変わる瞬間。
それは、まだ救いがある状態です。
本当に苦しいのは、お墓の前で膝をつき、手を合わせたとき、「もう、やり直せない」と知ってしまう瞬間です。
あのとき、私は何をしていたのだろう。
何を言い、何を言わなかったのだろう。
声にならない問いが、凍てた石の冷たさと一緒に、手のひらへ伝わってきます。
新聞に載っていた、一首の短歌があります。
「いくたびも禁煙喫煙繰り返し夫の遺品のライター三つ」
三つ。
一つではありません。
三つです。
夫は、何度も煙草をやめようとしました。
そして、何度も戻りました。
誓っては破り、破っては、また誓う。
そのすべてを、妻は見ていたのです。
呆れながら。
ため息をつきながら。
それでも、どこかで笑いながら。
引き出しに残された三つのライター。
それを前にしたとき、妻の胸に浮かぶのは、愛でしょうか。後悔でしょうか。
たぶん、両方です。
「あのとき、もっと優しく言えばよかった」
「あのとき、責めずに聞いてあげればよかった」
「あのとき、黙って受け容れていればよかった」
生きている間、私たちは相手の「変われなさ」を見てしまいます。
直してほしい。
やめてほしい。
そのほうが、幸せになると信じて。
でも、亡くなったあとに残るのは、変われなかった事実ではありません。
それでも、何度も挑んでいた姿です。
三つのライターは、失敗の証ではありません。
諦めなかった記録です。
うまくはいかなかった。
完璧でもなかった。
それでも、この人は、家族のために何度でも立ち上がろうとしていた。
その事実を、言い訳せず、飾らず、そのまま受け取れる場所が──お墓です。
お墓は、後悔を消してくれる場所ではありません。
許しを乞う場所でもありません。
そこにあるのは、許せなかった自分も含めて、受け容れる静けさです。
それは、少し痛い。
でも、その痛みを通り抜けた先で、人は初めて「手放す」ことができます。
「ああ、この人は、この人なりに生き切ったのだ」と。
三つのライターを見つめながら、妻の心に浮かぶのは、きっと後悔だけではありません。
「本当に、あなたらしいわね」
そんな小さな笑いと、胸の奥に残る温もり。
お墓があるから、そう思えるのです。
射場石利石材が守ろうとしているのは、お墓そのものではありません。
それは、人生が一発で終わらなかった証。
何度でも挑み、何度でも転び、それでも誰かを想い続けた物語です。
お墓は、死者のためだけのものではありません。
生きている人が、「これからどう生きるか」を決め直すためにあります。
過去を悼む場所ではなく、今日を生きる力を、静かに受け取る場所。
だから射場石利石材は、お墓を「人が集う場所」として守っています。
賑やかに集めるのではありません。
世代を超えて、心がつながる場所として。
あなたの大切な人は、どんなふうに生きていましたか。
その答えは、お墓の前に立ったとき、声ではなく、安心として、そっと返ってきます。
お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を元気にしてくれるもの。
いってらっしゃい。
冬の澄んだ空気の中で、あなたの心が、少し軽くなりますように……。

射場石利石材
六代目当主 射場一之
電話・メール・LINE、あなたにとって一番ストレスのない方法でご相談ください。
どうぞお気軽にご店ください。
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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