射場石利石材株式会社

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2025.12.16

お墓が教えてくれる『ありがとう』と『すみません』の深い意味(222left)

 

お墓の前に立つと、人は自然と立ち止まります。

スマホを見ていた手が止まり、言葉が減り、呼吸が少しだけ深くなる。

 

不思議なことに、その沈黙の中で、多くの人の胸に同時に浮かぶ言葉があります。
それが――「ありがとう」と「すみません」です。

 

この二つの言葉は、とても短く、誰もが知っています。
けれど実は、人生の見え方を根本から変える力を秘めています。

 

 

「ありがとう」は、奇跡に気づく言葉

「ありがとう」の語源は「有り難し」。
“あることが難しい”、つまり当たり前ではない、という意味です。

 

仏教的に言えば、「ありがとう」とは、無数の因縁が重なり合って、今この瞬間が成り立っていることへの気づき。

 

今、こうして息ができていること。
家族がいること。
誰かを想い、手を合わせられること。

 

それらはすべて、奇跡の連続です。

お墓の前で「ありがとう」と呟くとき、人は初めて、自分がどれほど多くのものを受け取って生きてきたかに気づきます。

 

 

「すみません」は、支えの上に生きてきたことを認める勇気

一方で、「すみません」は少し違います。

語源は「済む」+「ない」。

本来は、「これでは済まされない」「言葉だけでは足りない」という意味です。

 

「すみません」と口にするとき、
人は無意識にこう認めています。

――私は独りで生きてきたわけではなかった。
――知らないところで、誰かに支えられていた。

 

仏教でいう懺悔とは、自分を責めることではありません。
事実を事実として引き受けること。

「私は縁の中で生かされていた」と気づくことです。

 

お墓の前で浮かぶ「すみません」は、人生をやり直そうとする人の、最初の一歩なのかもしれません。

 

 

お墓は、縁起を体感する「立ち止まる場所」

仏教では、すべては縁によって生じると説きます。

自分だけで完結した人生など、どこにもありません。

 

「ありがとう」は、縁起の“結果”を見る言葉。
「すみません」は、縁起の“過程”を見る言葉。

 

墓石は、その両方を一度に思い出させてくれます。

だから人は、お墓の前で黙り込み、少しだけ素直になるのです。

 

 

お墓参りを「特別」から「日常」へ

お墓参りは、命日やお盆だけに限られた行為ではありません。
月に一度、決まった日に立ち寄る。
家族で数分、手を合わせる時間を持つ。

 

それだけで十分です。

大切なのは、立ち止まり、人生を見直す時間を自分に許すこと。

 

あなたにとって、「ありがとう」と「すみません」が同時に浮かぶ瞬間は、いつでしょうか。

 

 

私たちが石を扱う理由

射場石利石材が大切にしているのは、石を売ることではありません。

 

私たちが提供したいのは、人が立ち止まり、人生と向き合うための場所です。

 

お墓は、沈黙の中で問いかけます。

「あなたは、誰に支えられて生きてきましたか」
「これから、どう生きていきますか」

 

その問いに耳を澄ます時間こそが、人をやさしくし、人生を静かに整えてくれるのだと、私は信じています。

 

石は語りません。
けれど、最も大切な言葉を、そっと思い出させてくれるのです。

 

 

 

 

お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を元気にしてくれるもの。

いってらっしゃい。
冬空の下、あなたの歩む道があたたかく照らされますように……。

 

 

射場石利石材
六代目当主 射場一之

 

 

電話・メール・LINE、あなたにとって一番ストレスのない方法でご相談ください。
どうぞお気軽にご店ください。

 

【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メ ー ル:info@iba.co.jp
L I N E :https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj

 

【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872

 

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