
2025.11.09
お墓は、あなたの人生を映す鏡
最後に墓参りをしたのは、いつですか?
その時、あなたは何を感じましたか。
形式的に手を合わせただけではありませんでしたか。
それとも、涙があふれて止まらなかったでしょうか。
私には、ひとつ確信していることがあります。
お墓は、あなたの人生を映す鏡だということです。
美しく手入れされた墓石の前には、必ず美しい家族の物語があります。
荒れ果てた墓石の前には、途切れてしまった絆があります。
これは感傷ではなく、私たちが323年の家業で見てきた、動かしがたい真実なのです。
「忙しくて、なかなかお墓参りに行けなくて…」
友人・知人からよく聞く言葉です。
わかります。
本当に、現代は忙しい。
仕事、家事、子育て、介護。目の前のことで精一杯です。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
あなたのお父さんは、もう何年前に亡くなりましたか?
お母さんと最後に心から話したのは、いつですか?
おじいちゃんの笑顔を、あなたの子どもは覚えているでしょうか?
私たちは気づかないうちに、本当に大切なものを後回しにしています。
先日、こんな相談の電話がありました。
「妻のお墓に、感謝の言葉を追加で彫ることは可能でしょうか」と。
お話を聞くと、奥さまが亡くなって2年。
最初のお墓には、形式的な言葉しか刻んでいなかったそうです。
「妻に、ちゃんと『ありがとう』を伝えておけばよかった。生きているうちに、もっと感謝を伝えておけばよかった。でも今からでも遅くないでしょうか」
電話を持つ手が、震えました。
豊かな暮らしとは何でしょうか。
高級車でしょうか。
大きな家でしょうか。
それとも、海外旅行でしょうか。
違います。
本当に豊かな暮らしとは、大切な人に「ありがとう」を言える暮らしです。
そして、言われた人の笑顔を見られる暮らしです。
お墓を建てに来られる方は、みな同じことを言います。
「もっと早く、親孝行しておけばよかった」
「もっと、一緒に時間を過ごせばよかった」
「ありがとう」を、もっと伝えておけばよかった」と。
なぜ、人は失ってから気づくのでしょうか。
いいえ、気づいているのです。
ただ、「まだ時間がある」と思ってしまうだけなのです。
私たち射場石利石材のミッションは、「家族の現在・過去・未来をつなぎ、家族の絆を強めるお手伝いをする」ことです。
お墓は、死んだ人のためだけにあるのではありません。
生きているあなたのためにあるのです。
お墓の前に立つとき、あなたは自分の人生を振り返ります。
大切な人との思い出を思い出します。
そして、気づくのです。
今、自分の隣にいる人の、かけがえのなさに。
あなたの親御さんは、まだご存命ですか?
あなたの伴侶に、最後に「ありがとう」と言ったのはいつですか?
あなたの子どもは、あなたから何を受け継ぐでしょうか?
お墓石に刻むのは、名前だけではありません。
あなたの生き様です。
あなたの愛です。
あなたの感謝です。
そして、それは「いつか」ではなく、「今日」から刻み始めるものなのです。
元禄15年から、私たちは家族の物語を石に刻んできました。
時代は変わりました。
戦争も、災害も、たくさんの別れも見てきました。
でも、変わらないものがあります。
それは、人が人を想う心です。
家族を大切にしたいという願いです。
あなたのお墓は、あなたの人生の鏡です。
今、鏡に映るあなたの人生は、美しいですか?
感謝は、今日から刻めます。
後悔は、今日から減らせます。
そして家族の絆は、今日から強くできるのです。
お墓のこと、家族のこと、人生のこと。何でもお話しください。
323年の歴史と、この道一筋38年の経験をかけて、あなたの想いを受け止めます。
射場石利石材は、あなたの人生に寄り添う石屋です。
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