
2025.10.29
負担か?それとも宝か?お墓離れの時代に考えたい本当の選択(265X left)

「お墓なんて、もう時代遅れでしょ?」
最近、こう言われることが増えました。
樹木葬、散骨、永代供養。
選択肢が増えて、お墓を持たない人が増えています。
それも一つの生き方だと、私も理解しています。
でも、元禄十五年から323年間、この仕事を続けてきた石屋として――どうしても黙っていられないことがあります。
お墓を手放すことで、私たちは本当に「自由」になったのか?
それとも、もっと大切な何かを、気づかぬうちに失おうとしているのか?
今日は、その問いに本気で向き合います。
あなたは、どこで手を合わせますか?
ちょっと想像してみてください。
あなたの親が亡くなったとき、あなたはどこへ行きますか?
手を合わせたいと思ったとき。報告したいことがあるとき。
ただ、会いたくなったとき。
「別に場所なんていらない。心の中で思えばいい」
そう答える人もいるでしょう。
でも、本当にそれで足りますか?
先日、散骨を選ばれた知人がこう言いました。
「母は『海に撒いてくれ』って言ってた。
だから、その通りにした。
でも、母に報告したいことがあっても、海を見るだけじゃ何も感じへんねん。
どこにおるんか、わからん。これでよかったんかって、今でも迷ってる」
その方の目には、深い後悔が浮かんでいました。
場所があるということ。
そこに行けば「会える」と思えること。
それは、残された者にとって、想像以上に大きな支えになるのです。
お墓は、亡くなった人のためだけにあるんじゃない。
生きている私たちが、心の平穏を保つために必要な場所なんです。
「負担」という言葉の裏側
「でも、お墓って管理が大変でしょ? 子どもに迷惑かけたくないし」
その気持ち、痛いほどわかります。
でも、ちょっと待ってください。
「負担」という言葉で、本当に大切なものまで切り捨てていませんか?
ある六十代の男性が、こんな話をしてくださいました。
「父が死んで十年。正直、墓参りなんて面倒くさかった。でもな、ある日お墓の前で手を合わせとったら、父の声が聞こえた気がしてん。『お前、ようやっと気づいたか』って。そのとき初めて、父が生きとったときの言葉の意味がわかってん。お墓があったから、父ともう一度向き合えた。あの場所がなかったら、自分は一生、父のことを理解できんかったかもしれん」
その方は、涙ぐんでおられました。
お墓は「負担」じゃない。
亡き人と再び対話できる「時間」なんです。
その時間が、あなたの人生を静かに、でも確実に豊かにしてくれる。
私は、無数の家族を見てきて、それを確信しています。
家族の歴史を、どう伝えますか?
もう一つ、問いたいことがあります。
あなたは、家族の歴史を次の世代にどう伝えるつもりですか?
お墓には、名前が刻まれています。曽祖父、祖父母、父母。
その石の前で、あなたは子どもに語るんです。
「ここにおるのが、お前のひいじいちゃんやで。戦争を生き抜いて、必死に働いて、この家族を守ってくれたんやで」
その瞬間、あなたは単なる「親」じゃなくなる、「祖父母」じゃなくなる。
時を超えた物語の「語り部」になるんです。
お墓がなかったら?
写真を見せる?
スマホで説明する?
それでは「情報」は伝わっても、「想い」は伝わりません。
継承とは、負担じゃありません。
バトンです。
あなたの人生が、誰かの人生へとつながっていく証なんです。
323年間、守り続けてきたもの
私たち射場石利石材は、元禄十五年(1702年)から、この仕事を続けています。
正直に言います。
楽な仕事じゃありません。
石は重い。
天候に左右される。
そして何より、「死」と向き合い続ける仕事です。
それでも、なぜ323年間続けてこられたのか?
それは、お墓が「家族のストーリーを守る場所」だと信じているからです。
今、その大切さが忘れ去られようとしている。
「お墓なんていらない」と簡単に言われてしまう。
それが、悔しいんです。
私は、お墓を売りたいんじゃない。
あなたの家族の物語を、未来へつなぐお手伝いがしたいんです。
「選択」の前に、考えてほしいこと
お墓を持たない選択を、否定するつもりはありません。
でも、本当に考えましたか?
世間の風潮に流されて、なんとなく「お墓はいらない」と思っていませんか?
費用や手間という表面的な理由だけで、もっと深い部分を見ないようにしていませんか?
得るものと、失うもの。
その両方をしっかり見つめたうえで、初めて「選択」と呼べるんじゃないでしょうか。
お墓を持つかどうかを決めるのは、あなたです。
でも、後悔してからじゃ遅い。
射場石利石材が、あなたに向き合います
私たちのモットーは、「未来の誰かの笑顔のために行動する」です。
あなたの選択が、未来の誰かを――子どもを、孫を、そしてあなた自身を――笑顔にできるものであってほしい。
そのために、私たちは323年の経験と、一人ひとりに寄り添う覚悟を持って、ここにいます。
お墓を建てるかどうかではなく、まず「どう生きたいか」「何を遺したいか」を、一緒に考えませんか?
その先に、お墓という選択肢があるかもしれませんし、別の道があるかもしれません。
どちらでもいい。
大切なのは、あなたが心から納得できる答えを見つけることです。
迷っているなら、今すぐ動いてください。
私たち射場石利石材が、あなたの人生に全力で向き合います。
その選択が、きっと未来の誰かを救います。
後悔する前に、一度、私に話を聞かせてください。
お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を元気にしてくれるもの。

射場石利石材
六代目当主 射場一之
323年の歴史が、あなたの「いのち」の物語を未来に刻みます。
電話・メール・LINE、あなたにとって一番ストレスのない
方法でお気軽にお問い合わせください。
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
メール:info@iba.co.jp
LINE:https://line.me/R/ti/p/@582fiyxj
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
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