射場石利石材株式会社

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2025.10.27

いのちは続く。創業323年の石屋が見つめる“生と死”の物語(267X left)

大切な人を亡くしたとき、あなたは何を感じますか?

「もう会えない」という絶望でしょうか。

「あの人はどこへ行ったのか」という喪失感でしょうか。

それとも、「確かにそこにいる」という不思議な安心感でしょうか。

 

射場石利石材、当主の射場一之です。

元禄15年、西暦1702年から323年間、私たちはただ石を彫ってきたわけではありません。

数え切れないほどの家族の物語を聞き、無数の「いのち」の行方を見つめ続けてきました。

 

そして323年の歴史が、私たちに教えてくれたことがあります。

 

いのちは、絶対に消えない。

 

これは慰めの言葉でも、宗教的な教えでもありません。

323年間、先祖代々受け継ぎ、そしてこの目で見てきた「事実」です。

 

今日はその真実を、あなたにお伝えします。

 

 

消えたはずの人が「いる」瞬間

忘れられない光景があります。

高齢の女性が、50年前に亡くなったご主人のお墓の前に立ったときのことです。

 

お墓を新しく建て替えるご相談で、私はそのご家族と何度もお話をしました。

 

「あの人はね、口数は少なかったけど、いつも私の好きな花を持って帰ってきてくれはった」

 

そう語るその方の表情が、一瞬で50年前の新婚時代に戻りました。

 

目が輝いて、頬が紅潮して。

50年前に亡くなったはずのご主人が、確かにそこに「いた」のです。

 

そして、その娘さんが言いました。

 

「夫婦は似ると言いますが、母は父に似て、口下手なんです。でも困っている人を放っておけないところも、朝早く起きて花の世話をするところも、全部父そっくりで」

 

ひ孫にあたる小学生の男の子も、無意識のうちに同じ仕草をしていました。

人差し指で眼鏡を押し上げる癖。

おばあさまが「あの人の癖だ」と涙ぐんだ、まさにその仕草を。

会ったこともないひいおじいちゃんが、確かにその子の中に生きていたのです。

 

323年間先祖代々、私たちは何千、何万という、こんな瞬間を見てきました。

 

これは偶然でしょうか?

いいえ、違います。これが「いのち」の真実なのです。

 

 

谷川俊太郎さんの詩が教えてくれた「いのち」の本質

谷川俊太郎さんの絵本『ぼく』に、こんな言葉があります。

 

「いなくなってもいるよ ぼく」

 

矛盾しているようで、していない。

消えるようで、消えない。

 

この言葉を初めて読んだとき、私は「これだ!」と膝を打ちました。

 

323年間、私たちがお墓づくりという仕事を通じて感じ続けてきたこと。

それは、まさにこの言葉が表している真理でした。

 

身体は朽ちます。

でも、その人の笑い方、考え方、優しさ、強さ、口癖、仕草——それらは確実に次の世代に受け継がれていく。

 

お墓の前に立つ家族の姿を見れば、一目瞭然です。

亡くなった人は「いなくなった」のに、確かに「いる」。

 目には見えないのに、はっきりと「存在している」。

 

スピリチュアルな話ではありません。

 

323年の歴史が経験してきた、動かしがたい事実なのです。

 

 

「いのち」は運転手、「身体」は車

『ぼく』の中に、こんな言葉もあります。

 

「ぼくは じぶんをいきる」

 

そうです。いのち(運転手)は、自分で人生のシナリオを描いて、最適な身体(車)を選んでこの世界にやってきます。

その車が、他の人より速く走れないこともあります。

思うように動かないこともあります。

 途中で故障することもあります。

 

でも、それでいいのです。

その車を選んだのは、他の誰でもない、あなた自身の「いのち」なのですから。

 

 

323年間、ずっと問われ続けてきたこと

ある日、30代の男性が相談に来られました。

若くして奥様を亡くされた方でした。

「射場さん、妻は本当に幸せだったんでしょうか。もっと長く生きたかったんじゃないでしょうか」

 

俯く男性に、私はこう答えました。

 

「奥様は、ご自分で選ばれたんです。この長さの人生を。そしてあなたと出会い、あなたと家族になり、お子さんを授かることを。その30年という時間で、奥様は『自分を生きた』んです」

 

男性は目を見開きました。

 

「でも、もっと長く生きられたら……」

 

「長さではないんです。『ぼくは じぶんをいきる』——谷川俊太郎さんの言葉です。奥様は30年という時間で、ご自分の人生を全力で生きられた。その証拠に、あなたの中に、お子さんの中に、奥様は今も確かに生きておられるじゃないですか」

 

男性の目から、涙がこぼれました。

 

でもそれは、悲しみだけの涙ではありませんでした。

 

後日、そのお墓が完成したとき。

 

男性は小学生の娘さんと一緒に墓前に立ち、こうおっしゃいました。

 

「ママ、ちゃんと見ててね。俺たち、ちゃんと生きるから」

 

娘さんが、亡き奥さまと同じ笑顔で頷きました。

 

その瞬間、奥様は確かにそこに「いた」のです。

 

これが、射場石利石材が323年間、見続けてきた「いのち」の真実です。

 

 

「うちゅうは おおきすぎる じかんは おわらない」

『ぼく』の中の、もう一つの言葉です。

 

「うちゅうは おおきすぎる じかんは おわらない」

 

323年——当店の歴史は、人間の一生から見れば途方もなく長い時間です。

でも、宇宙の時間から見れば、ほんの一瞬。

初代の「石利」が手掛けた墓石は、もう形を失っているかもしれません。

 

でも、その墓石に込めた想い、その家族に寄り添った心は、令和の時代に生きる私の中に確かに生きています。

 

あなたにも、必ずあるはずです。

 

おじいちゃんの口癖が、あなたの言葉の端々に現れること。

おばあちゃんの優しさが、あなたの行動に滲み出ること。

会ったこともない先祖の「何か」が、あなたという存在を形作っていること。

 

それこそが「いのち」の真実です。

身体は朽ちても、いのちは続いていく。

形を変えて、次の世代へ、そのまた次の世代へと。

 

 

己の無力さを感じたとしても——あなたにしかできないことがある

今、もしあなたが「自分には何もできない」と感じているなら。

323年の歴史を背負う私から、断言させてください。

 

あなたにしかできないことが、必ずあります。

 

あなたが選んで乗ってきた、その身体(車)で。

あなただけが描けるシナリオで。

あなただけが出会える人たちと。

 

宇宙は大きすぎるし、時間は終わらない。

 

その壮大な時空の中で、あなたという「いのち」が今ここに存在していることには、必ず意味があります。

偶然なんて、ありません。

すべては必然なのです。

 

 

お墓は「いのちの続き」を刻む場所——射場石利石材の誇り

323年間、私たちは一貫して、一つのことをやり続けてきました。

お墓を通じて、「いのちの物語」を未来に紡ぐこと。

 

お墓はただの石ではありません。

 

「いなくなってもいるよ ぼく」——この真理を形にした、いのちの証です。

 

私たちがお墓を建てるとき、見つめているのは50年後、100年後の光景です。

 

そのお墓の前に立つひ孫が、ひいひ孫が、「ここに眠るご先祖様は、こんなふうに生きたんだ」と誇らしく語れるかどうか。

 

そして、その物語が次の世代の「生き方」の道標になるかどうか。

 

これが、元禄時代から続く射場石利石材の誇りです。

 

ただ石を彫るのではない。

ひとつひとつのお墓に、家族の愛と、未来への希望と、「いのちは続く」という真理を刻み込む。

323年間、私たちはそうしてきました。

 

 

今すぐ、射場石利石材にご相談ください

お墓のことを考えるのは、「まだ早い」と思っていませんか?

 

違います。

お墓を考えることは、「いのち」を考えること。

あなたがどう生きるか、何を未来に残すかを考えることなのです。

 

323年の歴史が教えてくれた真実を、あなたと分かち合いたい。

あなたの「いのち」の物語を、一緒に形にしたい。

未来の誰かが誇れる人生を、今日から一緒に築いていきたい。

 

射場石利石材は、あなたの「いのち」と本気で向き合います。

 

大切な人との思い出を、未来に紡ぐお手伝いをさせてください。

あなた自身の生き方を、石に刻むお手伝いをさせてください。

 

「いなくなってもいるよ ぼく」——この真理を、323年の技術と想いで形にします。

 

私のモットーは「未来の誰かの笑顔のために行動する」です。

 

あなたという「いのち」が、どう続いていくのか。

あなたの生き方が、未来の誰かにどんな勇気を与えるのか。

それを一緒に見つめましょう。

 

今すぐ、射場石利石材にご相談ください。

 

 

お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を元気にしてくれるもの。

 

射場石利石材
六代目当主 射場一之

 

323年の歴史が、あなたの「いのち」の物語を未来に刻みます。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ

 

【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872

 

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