射場石利石材株式会社

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2025.10.04

祖父の歳を超えたその日、私は何を語るべきか?(290X left)

 

お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を元気にしてくれるもの。

 

このブログは、お墓参りという習慣を通して、「毎日を心豊かに暮らし、幸せで充実した人生」にするためのヒントを探していくブログです。

 

 

祖父の歳を超えたその日、私は立ち止まりました。

54歳の誕生日。

祖父が心臓発作で倒れ、帰らぬ人となったのは53歳の初夏(私はまだ生まれていませんでした)。

 

つまりその日から私は、祖父が見ることのできなかった景色を見ることになるわけです。

祖父が経験できなかった時間を生きることになるわけです。

 

その事実に、胸に込み上げたのは感謝と責任でした。

 

「累代の故人の歳はみな超えた」

先日、よみうり時事川柳でこの句に出会いました。

たった17文字の中に、人生の深い転換点が刻まれています。

 

この句を読んだ瞬間、あなたならどんな感情を抱きますか?

 

祖父や父が見られなかった未来を生きること——それはどんな意味を持つのでしょう?

 

優越感でしょうか?

申し訳なさでしょうか?

いいえ、違います。

それは、受け取ったものの重さに初めて気づく瞬間なのです。

 

ふと思い出した新聞記事があります。

生後わずか2日で長男を亡くした75歳の母親。

その長女の結婚披露宴で、亡き長男の席札が用意されていた。

「だって家族でしょ」という長女の笑顔。

 

私はこの記事を読んで、お墓参りの光景を想像しました。

亡き長男の名前が刻まれた墓石の前で、母親が手を合わせる姿。

次男も長女も一緒に並んで、長男の存在を思い出しながら語り合う家族の姿。

たった2日の命も、75年を生きた母の心の中で確かに息づいている。

これこそが、家族の絆の本質ではないでしょうか。

時間の長さが愛の深さではない。

どれほど短い命であっても、どれほど昔に亡くなった人であっても、その存在は私たちの中に生き続けているのです。

 

私たち射場石利石材は、創業元禄15(1702)年。

322年間、先祖代々に渡って様々な命の物語を見つめてきました。

 

20歳で戦地に散った若者の短い命。

子どもたちに見守られながら100歳の大往生を遂げた方の長い人生。

生まれてすぐに天に召された小さな命。

それぞれの命に、それぞれの重みがある。

そしてそのすべてを、私たちは一つひとつ丁寧に石に刻み、次の世代へと繋いできました。

 

お墓を建てるという仕事は、ただ石を削り、文字を彫ることではありません。

それは、「受け取った命の重み」を形にする仕事です。

 

六代目である私、射場一之が大切にしているのは、この想いです。

あなたのご先祖様が生きた証を、あなたが受け取ったものを、そして次の世代へと繋いでいくべきものを、確かな形にする。

それが、私たちの使命なのです。

 

あなたは今、何歳ですか?

そして、あなたのご先祖様は、何歳まで生きられましたか?

 

もしすでにその年齢を超えているなら、今日、墓前で手を合わせてみてください。

もしまだ超えていないなら、その日が来た時のことを想像してみてください。

きっと、今まで見えなかったものが見えてくるはずです。

 

父が見られなかった桜。

祖父が味わえなかった孫の笑顔。

曾祖父が知ることのなかった家族の幸せ。

それらすべてを、あなたは今、受け取っているのです。

 

「累代の故人の歳はみな超えた」という一句は、単なる年齢の比較ではありません。

それは、命のバトンを確かに受け取り、今日という日を生きている奇跡への気づきです。

そして同時に、この命を次の世代へと繋いでいく責任への目覚めでもあります。

 

お墓参りは、亡き人との対話の場です。

そしてその対話は、あなたの人生を照らす光となるはず。

 

今日、手を合わせることで、心の中に新しい気づきが生まれます。

「ああ、自分はこんなにも多くのものを受け取っていたんだ」と。

 

もし今、お墓のこと、ご先祖様のこと、家族の繋がりについて心に引っかかるものがあれば、どうぞ射場石利石材にお声がけください。

私たちは322年間、「命の重み」と向き合ってきました。

あなたの想いを、丁寧にお聴きします。

そして、あなたが受け取ったものを次の世代へと確かに繋いでいくお手伝いをさせてください。

 

祖父あるいは父の歳を超えたあなたへ。
今日も、受け取った命を大切に、胸を張って生きていってください。

 

射場石利石材 六代目当主
射場一之

 

 

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もちろん、来店でのご相談も承っています。

 

【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ

 

【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872

 

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