2025.10.02
「だって家族でしょ」──亡き子の席札が教えてくれた、本当の家族のかたち(292X left)
このブログは、お墓参りという習慣を通して、「毎日を心豊かに暮らし、幸せで充実した人生」にするためのヒントを探していくブログです。
家族って、誰のことを指しますか?
今、あなたの隣にいる人だけでしょうか。
それとも、遠くで暮らしている人も含めますか。
では──もう会えない人は、家族ではなくなってしまうのでしょうか。
生後2日で長男を亡くした女性がいました。
75歳になった今でも、その悲しみは消えることはありません。
でも、人生は続きます。
長男を亡くした2年後に次男を、その4年後には長女を授かりました。
時は流れ、長女の結婚披露宴の日。
会場のテーブルに並べられた席札を見て、母親は息を呑みました。
そこには、亡くなった長男の名前もあったのです。
「ありがとう」
思わず口にした母親に、長女は当たり前のように、笑顔でこう言いました。
「だって家族でしょ」
この一言が、なぜこんなにも胸を打つのか。
それは、「家族」というものの本質を、たった一言で言い当てているからです。
会ったことのない兄。
写真でしか知らない顔。
でも長女にとって、その存在は紛れもなく「家族」だった。
一緒に食卓を囲んだことがなくても、言葉を交わしたことがなくても、家族は家族なのです。
私たちは、つい「いま、ここにいる人」だけを家族だと思いがちです。
でも、本当はそうじゃない。
亡くなった人も、生まれてこられなかった人も、ずっと家族のまま。
それを忘れないで生きている人がいる限り、その人は家族であり続けるのです。
この長女は、一度も会ったことのない兄の席を用意しました。
それは形式でも義務でもなく、自然な愛情の表現だったのでしょう。
母親が50年以上抱えてきた喪失感を、娘は優しく包み込んだのです。
お墓参りという習慣も、まったく同じです。
お墓に行くということは、「あなたは今も家族です」と伝えに行く行為なのです。
会えなくなったからといって、家族でなくなるわけじゃない。
むしろ、会えないからこそ、
「忘れていないよ」
「今日もあなたのことを思っているよ」と伝えに行く。
その繰り返しが、亡くなった人を家族であり続けさせるのです。
あなたにも、会いたい人がいませんか。
伝えたい言葉があるのに、もう届けられない相手がいませんか。
その人は、今も家族です。今も、あなたの人生の一部です。そして、お墓はその人と繋がり続けるための、かけがえのない場所なのです。
席札に名前を書く。
それだけのことが、50年の悲しみを癒しました。
お墓に手を合わせる。
それだけのことが、今日という日を心豊かにしてくれます。
「家族でしょ」という言葉の中には、時間も距離も関係ない、本当の繋がりがあります。
その繋がりを、形にして残していくのが、私たち射場石利石材の仕事です。
もし、あなたが「どんなお墓にしようか」「どうやって家族を偲ぼうか」と迷っているなら、どうか遠慮なくご相談ください。
大切な人との繋がりを、これからも大切にしていく方法を、一緒に考えさせてください。
お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を元気にしてくれるもの。
行ってらっしゃい。
あなたの心の中で、今日も誰かが微笑んでいますように……。
射場石利石材 六代目当主
射場一之
電話・メール・LINE、あなたにとって一番ストレスのない方法でご相談ください。
もちろん、来店でのご相談も承っています。
【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ
【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872
新着情報