射場石利石材株式会社

営業時間:午前8時〜午後6時 無休(年末年始休み)

0120-148-183

お問い合わせはこちら

ブログ

2025.09.05

「忘れられた命に手を合わせる──遊女墓が教えるお墓参りの本当の意味」(316x left)

 

このブログは、
「お墓参りという習慣の根差した暮らしの豊かさ」
「お墓参りという習慣がないとどんな損をするか」
を、お伝えしたくてお届けしています。

 

 

今週の朝日俳壇にはこんな俳句がありました。

 

女郎花港の隅に遊女墓

 

 

港の隅に、ひっそりと咲く女郎花。

その足元に、遊女たちの墓がある。

かつて、娘を泣く泣く身売りした親がいた。

望まぬ生を生き、名もなきまま命を終えた女性たちがいた。

 

そして、そんな彼女たちのために、墓を建て、手を合わせた人がいた。

 

この墓は、ただの石ではない。

それは、忘れられた命への祈りであり、誰かが誰かを思った証であり、そして、私たちが「人としての心」を取り戻す場所なのです。

 

でも、これは昔話ではありません。

現代にも、孤独の中で生きる人がいます。

誰にも見送られずに亡くなる人がいます。
そして、そんな命に手を合わせる人が、少なくなってきています。

 

お墓参りという習慣は、過去の人のためだけのものではありません。

それは、今を生きる私たちの心を整える行為です。

たとえば──
ある女性が仕事と育児、そして義母の介護に追われて心がすり減っていたとき、祖母の墓前に立ちました。

手を合わせると、ふとやさしかった祖母の笑顔が思い出され、涙がこぼれたそうです。

「私は一人じゃない」と思えたその瞬間から、彼女の暮らしは少しずつ変わっていったそうです。

お墓参りには、そんな力があります。

 

・忙しさに流されていた心を、立ち止まらせてくれる

・自分のルーツを思い出させてくれる

・誰かに守られている感覚を取り戻させてくれる

 

それは、現代人が忘れがちな「心の豊かさ」を取り戻すきっかけになります。

そして、私たち射場石利石材は、そんな“命の記憶”を形にする仕事をしています。

お墓は、単なる石ではありません。

 

それは、命をつなぐ場所であり、感謝を伝える場所であり、そして、未来へ心を手渡す場所です。

 

だからこそ、私たちは石を扱う手に、いつも祈りを込めています。

 

「この墓石が、誰かの心を支えるものになりますように……」

 

そう願いながら、一基一基、丁寧に建てさせていただいています。

お墓を建てることも、お墓参りをすることも、それは“命のバトン”を受け取ること。
そして、次の世代へ手渡すこと。

 

どうか、今日という日を、命に触れる一日にしてください。

たった5分でも構いません。

 

お墓に足を運び、手を合わせてみてください。

 

その一歩が、あなたの心を豊かにするきっかけになるはずです。

 

お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を元気にしてくれるもの。

 

行ってらっしゃい。
あなたの歩みが、誰かの記憶にそっと花を咲かせますように……。

 

射場石利石材株式会社
六代目当主 射場一之

 

 

電話・メール・LINE、あなたにとって一番ストレスのない方法でご相談ください。
もちろん、来店でのご相談も承っています。

 

【基本情報】
所 在 地:大阪府茨木市新和町16番19号
電話番号:0120-148183
営業時間:8:00~18:00
定 休 日:年末年始のみ

 

【資 格】
◇ 大阪府知事許可(般-4) 第87663号
◇ 労働大臣認定 1級技能士石加 第84号
◇ 経済産業省公認 石匠位認定 第89001号
◇ お墓ディレクター1級 05-100101-03
◇ 建築石材アドバイザー 222034
◇ 相続診断士 20333425
◇ 終活ガイド 00005872

 

  • 一覧へ戻る