射場石利石材株式会社

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2025.07.25

手を合わせるたび、世界はやさしくなる(358x left)

人の心には、

言葉にしきれない想いが宿っています。

 

それは感謝であったり、

後悔であったり、願いであったり。

 

日々の生活の中で、

その想いをそっと整理する場があること。

 

それが、

心にやさしさを育むのではないでしょうか。

 

私たち射場石利石材は、

その「場」をつくる仕事に、

使命と誇りをもって取り組んでいます。

 

お墓は、

ただ故人を弔うためだけのものではありません。

 

そこには、家族の記憶があり、

祈りがあり、生きる力があります。

 

お墓に向かって手を合わせる瞬間、

人は自らの足元を見つめ直します。

 

遠い記憶に思いを巡らせ、

今を生きる自分の姿を照らしてみる。

 

その静かな時間こそが、

人にやさしさをもたらすのです。

 

お墓参りには、作法があります。

 

掃除をして、花を手向け、線香を供え、

そして、手を合わせる。

 

そのひとつひとつの所作は、

自然とていねいになり、

人を落ち着かせます。

 

そして、

そこには不思議なことに、

誰もが「誰かを想う」

感情に包まれているのです。

 

自己主張でも、効率でもない、

 

人としての素朴で本質的な優しさ。

 

それが、

現代社会には少しずつ失われかけている

のではないでしょうか。

 

家族でお墓参りをすると、

自然と会話が生まれます。

 

「おじいちゃん、喜んでるかな」

「また来ようね」

「こんな花が好きだったよね」

 

——そんな、なにげない会話が、

家族の距離を近づけてくれる。

 

子どもたちも、

自然と手を合わせるようになります。

 

目に見えないものを大切にする心は、

お墓参りを通じて育まれる

ものなのかもしれません。

 

また、

お墓は地域文化とも深く関わっています。

 

墓地に咲く季節の草花、

行き交う人々の静かな挨拶、

掃除をする手元のやさしさ。

 

——そんな日常が、

地域に優しい空気を育てていきます。

 

人が人を想う場が身近にあること、

それが社会全体のやさしさにつながる

のだと思います。

 

射場石利石材では、

一つひとつのお墓を、

そのご家族だけの物語として

いねいに形にしています。

 

石の種類、形、彫る文字、書体

——それぞれに意味があり、

ご家族の想いを映す

「心のかたち」になります。

 

完成したお墓は、

単なる墓石ではなく、

未来へ続くやさしさの源。

 

そこに手を合わせるたびに、

故人の思いが現代の心を包み直し、

そっと寄り添ってくれるのです。

 

「お墓は、世界をやさしくします。」

 

この言葉には、

私たちの仕事に対する

深い願いが込められています。

 

激しい競争や効率だけが求められる今だからこそ、

静かで、思いやりに満ちた場が必要だと感じています。

 

そしてその場は、

石の冷たさではなく、

人のぬくもりを映す場

であってほしいのです。

 

射場石利石材は、

これからも、

そんなぬくもりを大切に、

お墓づくりに取り組んでまいります。

 

ご家族が、

手を合わせるたびにやさしさに包まれ、

またそのやさしさが、

地域や社会へ広がっていく。

 

私たちがつくるのは、

単なる墓石ではなく、

やさしさの連鎖のはじまりです。

 

 

お墓。

それは、今日を笑顔にするもの。

それは、明日を元気にしてくれるもの。

 

ご先祖さまとともに、

今日もよい一日をお過ごしください。

 

 

 

【巡る季節と、こころの遊歩道】

昨日もおもしろかった。

青い空に夾竹桃が映えていたから。

だから、昨日もうれしかった。

 

 

【今日の道しるべ】

今日は新月。

新月って見えないのに、姿のない空に向かって願いをかけたくなるなんてふしぎです。

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