射場石利石材株式会社

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ブログ

2025.07.23

石に刻まれた、あの日の笑顔と涙(360x left)

どこまでも静かな場所に佇む石の記憶。

 

それは単なる石材でも、

冷たい記号でもありません。

 

そこには、

ひとりの人生がぎゅっと詰め込まれています。

 

射場石利石材は、

その思いを大切に、

お墓づくりに向き合っています。

お墓は、

故人の人生を象徴する場所です。

 

幼少期の笑い声、

若かりし頃の挑戦、

家族を守ろうとした日々、

そして晩年に残した言葉。

 

そのすべてが、

この場所に込められているのです。

 

石に刻まれた文字の背後には、

語られなかったドラマがあります。

見えないけれど、

確かに存在する記憶の層。

 

それこそが、

お墓参りのとき

私たちが心で感じるぬくもり

なのではないでしょうか。

 

射場石利石材は、

お客様との対話を通して、

その「人生」を受け止める

ことから始めます。

 

どんな想いで

その方が生き抜いたのか、

ご家族にどんな言葉を残したのか。

 

墓石の形状や彫刻には、

そうした物語を

丁寧に織り込んでいきます。

 

一つとして同じ人生はありません。

一つとして同じ墓石はないのです。

 

それにしても、不思議なことです。

 

お墓に刻まれているのは

「先祖代々之墓」や「南無阿弥陀佛」といった、

よくある言葉。

 

けれど、

なぜか他の家のお墓には

親しみを感じにくいのです。

 

形も大きさも似ているのに、

自分の家のお墓だけが、

特別に懐かしく思える。

 

そんなこと、ありませんか。

 

もしかしたら、

お墓には見えない“何か”

が宿っているのかもしれません。

 

そしてそれは、

故人の歩んできた人生を知る人の心に、

静かに語りかけてくるのでしょう。

その“何か”を受け取れるのは、

故人を想う気持ちを持った人だけに

与えられる力なのかもしれません。

 

 

私たちは、

石を「刻む」のではなく、

「紡ぐ」と考えています。

 

石工は、

様々な道具と技術を通じて、

その人の歩んだ時間を

目に見える形へと変えていきます。

 

それはまるで、

人生の布地に

一本の糸を縫い込むような作業。

 

年月が経つほどに

その石には深みが増し、

故人の存在がより鮮やかに

感じられるようになります。

 

お墓参りとは、

故人の足跡を辿る旅

でもあります。

 

語りかけることで、

現在の自分を見つめ直し、

未来へのヒントを見つける。

 

何気ない会話のように見えて、

そこには

生きる力をもらう瞬間

があるのです。

 

射場石利石材が目指すのは、

そうした

“暮らしの豊かさ”

を感じられる場づくりです。

 

お墓を通して

人生を見つめ、命の意味を問い直す。

 

その営みこそが、

日本の伝統的で美しい文化のひとつであり、

私たちの仕事の根幹です。

 

「お墓には、人生そのものが詰まっている」

この言葉を、石に、心に、しっかりと刻んでいきたいと思います。

 

 

お墓。

それは、今日を笑顔にするもの。

それは、明日を元気にしてくれるもの。

 

ご先祖さまとともに、

今日もよい一日をお過ごしください。

 

 

 

【巡る季節と、こころの遊歩道】

昨日もおもしろかった。

夕焼けに染まった東雲がきれいだったから。

だから、昨日もうれしかった。

 

 

 

 

【今日の道しるべ】

朝を、鏡の中に新しい自分を発見する時間にしようと思います。

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