2025.07.22
ご先祖さまは最強のサポーター(361x left)
「努力は報われる」
とよく言われますが、
世の中には
理不尽なことも多いのもまた現実です。
がんばったのに
成果が出ないとき、
どんなに誠実に生きていても、
うまくいかないことがある。
そんな壁にぶつかったとき、
私たち射場石利石材のコミュニティメンバーは、
ふと
「ご先祖さま、見てくれてますか?」
と問いかけます。
お墓参りは、
単なる供養ではありません。
むしろ、
私たちがいま
この世を生きていること、
日々働き、家族と笑い、挑戦し、悩むこと
そのすべてを、
そっと見守ってくれている存在
と再会する時間です。
私たちの仕事は、
石を加工し、納めることですが、
その本質は
「つなぐ」ことにあると考えています。
命を、記憶を、そして願いを
未来につなぐ営み。
お墓という場は、
ご先祖さまと現在をつなぐ
「交信の場」でもあります。
時々、
「家には代々の墓なんてないから」
「先祖のことはよく知らないから」
と言う方がおられます。
でも実は、
名前を知らなくても、
顔を見たことがなくても、
私たちはすでに
その恩恵の中に生きています。
たとえば、
いま自分が暮らしているこのまち。
歩いているこの道。
おいしいと感じる料理や、
守られていると感じる感覚。
すべては、
先に生きていた誰かが願い、守り、
育ててきたものの
延長線上にあります。
射場石利石材の創業は元禄15年。
創業から今日まで
世の中には様々な出来事が起こりました。
そんな中でも何度も戦争や災害をくぐり抜け、
手を休めず、
地域に根を張ってきました。
石は、ただの無機物ではありません。
火山が生んだ
命の記憶であり、
私たちが地球に生かされている証
でもあります。
その石でつくるお墓は、
目には見えない
「つながりの証明書」なのです。
あるお客さまの話があります。
40代の女性で、
長年子どもができなかったという方。
ある日、
ふと思い立って
ご両親と一緒に
お墓参りに行ったそうです。
久しぶりに手を合わせ、
先祖に感謝を伝え、
「私も家族を築きたいと思っています」
と心の中で語りかけた。
するとその数カ月後、
自然妊娠し
新しい命を授かったのです。
これは偶然かもしれません。
でも、私たちは
「ご先祖さまは、ちゃんと見てくれている」
と信じています。
必要なときに、
背中を押してくれる。
ときに試練を与えてくれるのも、
私たちを成長させたい
からなのかもしれません。
現代社会は、
目に見えるもの、
合理的なこと、
即効性のある答え
ばかりを求めがちです。
しかし、
人生の本当の豊かさとは、
時間を超えて流れる
「つながり」を感じること
ではないでしょうか。
「自分だけではない」
と思えること。
「誰かが見守ってくれている」
と感じられること。
それこそが、
暮らしの心の柱になり、
難しい時代を乗り越える力になるのです。
だからこそ私たちは、
声を大にして言いたいのです。
「ご先祖さまは、あなたの最強のサポーターです」と。
そこに黙って在りながら、
決して揺るがず、
代々にわたってあなたの味方でいてくれる存在。
それがご先祖さまであり、お墓なのです。
さあ、
次の休日には、
お墓にちょっと足を運んでみませんか?
手を合わせるだけで、
背中がスッと軽くなるかもしれません。
そして、
ご先祖さまとの「チーム」を
もう一度感じてください。
射場石利石材は、
そんなご縁をつなぐために、
今日も石に祈りを刻み続けています。
お墓。
それは、今日を笑顔にするもの。
それは、明日を元気にしてくれるもの。
ご先祖さまとともに、
今日もよい一日をお過ごしください。
【巡る季節と、こころの遊歩道】
昨日も面白かった。
真っ青な空に、1本の飛行機雲が夏らしかったから
だから、昨日もうれしかった。
【今日の道しるべ】
今日一日、口から出る言葉を優しいものだけにしたいと思います。
新着情報