射場石利石材株式会社

営業時間:午前8時〜午後6時 無休(年末年始休み)

0120-148-183

お問い合わせはこちら

ブログ

2025.07.19

命を刻む石の物語――家族の絆が未来へと繋がる場所(364x left)

7月19日(土)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

家族のおかげで、

私たちは出自を持ち、伝統を持ち、過去を持つことができます。

家族はまた、未来への“スプリングボード(跳躍台)”にもなります。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

この言葉を、

私たちは石の上にそっと置きたくなります。

 

石という存在は、

長い年月を経てこの地に在り続けるものです。

雨にも風にもさらされながら、

じっとそこにあり、時代を見守っています。

そんな石を扱う私たち射場石利石材にとって、

「家族」という言葉には特別な重みがあります。

 

私たちの仕事は、

単に石を加工し、建てることではありません。

 

それは、人の想いや祈り、

記憶や願いを「かたち」にして、

未来に残していく仕事です。

墓石ひとつ、顕彰碑ひとつにも、

それを建てる人々の“家族の物語”が刻まれています。

 

たとえば、あるご家族が建てたお墓には、

戦後間もない混乱の時代に

苦労して子どもたちを育てた

祖父母の名前がありました。

 

「自分たちがここにあるのは、

おじいちゃん、おばあちゃんのおかげです」

と涙ながらに語るその姿に、

私たちも胸が熱くなりました。

 

家族は、出自であり、過去であり、

私たちがこの世界に立つ“土台”なのです。

 

一方で、私たちが手がけた石碑が、

未来を見つめる子どもたちの

教育の場になったこともあります。

 

地域の偉人の顕彰碑や

過去に起きた災害を後の世に伝える災害伝承碑、

家族で訪れる公園のモニュメント。

それらは未来への“スプリングボード(跳躍台)”として、

新しい世代に受け継がれていくのです。

 

射場石利石材は、

元禄15(1702)年から320年以上にわたり

石とともに生きてきました。

代を重ねるごとに技術は進化し、

働く環境や道具も変わりました。

 

しかし

「人の想いを石に刻む」

という信念だけは、

決して変わっていません。

 

それはまさに“家族”という形で受け継がれてきたものです。

 

私たちの社屋には、

大正時代に作成された図面や見積書が

今も大切に残されています。

 

それらを目にするたびに、

「自分はどこから来たのか」

「何を託されているのか」

という問いに立ち返るのです。

 

そこには、血縁や名字以上の

深い“つながり”があります。

 

そして今、

私たちが手がける

一つひとつの石に込める想いは、

次の時代へと続く

“種まき”でもあります。

 

家族が集まる場に、

ふと目に入る石があれば、

その石が語る物語が、

次の世代への語りかけとなる。

 

そんな未来を思い描きながら、

今日も私たちは石と向き合っています。

 

石は無言です。

 

しかし、

それに込められた「家族の想い」は、

時を超えて語り継がれていく力を持っています。

 

あなたの家族の物語を、

私たちとともに、

石に刻みませんか。

 

 

お墓。

それは、今日を笑顔にするもの。

それは、明日を元気にしてくれるもの。

 

 

【巡る季節と、こころの遊歩道】

昨日もうれしかった。

雨上がりの青田風が気持ちよかったから。

だから、昨日もたのしかった。

 

 

 

【今日の道しるべ】

「あるがまま」ではあっても、「わがまま」にはならないように気をつけようと思います。

  • 一覧へ戻る